今日は敬老の日。
敬老と言うより、軽老という感じなきにしもあらず。
私は自分の親とか、ほとんどの老人に敬意を払っているつもりだが、そうではない人も多そうだ。
頑固、わがまま、何か汚い、なんて言う奴までいる。
自分が年老いたときを考えてみろ、などと思うのだが、私はそんなに長生きするつもりはないと言い返される。
自分を愛する人は、他人を愛することも本来できるはず。
いや、他人を愛せない人は、結局は自分も愛せないものだ。
お年寄りを大切にすることは、自分を大切にすることでもある。
杜甫の詩「曲江」
酒債尋常 往く処に有り
人生七十 古来稀なり
酒の債務(借金)はあっても当たり前、人生70歳まで生きることも昔からまれなことだ。(だから気にすることはない?)
ふと、そんな詩を思い起こしてみた。
どうせ、人間、裸で生まれてきたのだ。
死んで行くときにも、裸に戻って何が悪い、なんて気分にもなる。
敬老の日、わけわからない話をしてしまった。
すべてが、酒の酔いゆえとお許しを。
久しく会わなかった友人と酒を酌み交わす、何もすることがないとこぼすのはよせ、その気持ちがさらに何もない人生を誘い込むのだから、安部邦雄