本サイトの ABE欄に、「私見INTERNET」というのがある。
これは私が4年前の2000年から2年間にわたって発行したメルマガ「インターネット私見」を転載したものである。
18号まで発行したと思うが、その中から15号までをアップしている。
今読み返してみると、なかなか鋭いことを書いているなあと感心している。
4年前というから、今ほどインターネットは普及してはいない。
ダイアルアップ全盛、テレホーダイ全盛、11時を過ぎると、なかなかプロバイダに繋がらない、なんて時代だ。
そんな不便な時代に、ブロードバンドなんて認識がほとんどない時代に、よくここまで書いているなと自分でも感心する。
私はこの秋ぐらいから、新しい事業を始めようと思っている。
その一つがIT系と密接に関連したビジネスなのだが、その時に参考にしようと思っているのが、何と自分の書いた「私見INTERNET」なのだ。
インターネット・ビジネスの基本が見事におさえられている。
しばらく、忘れていたというか、そう言えばそんなことを書いたかなと思うことが一杯ある。
新しいネットビジネスの答えが自分の中にあったことに少々驚いたりしている。
そういえばこの頃、自分をインターネットの申し子と規定したりしている。
ネットの闇と対峙している中で、そんな啓示を受けたのかもしれない。
今の私、畏れ多くて自分をインターネットの申し子とは書けない。
あの頃は、砂漠のようにインターネットの水を吸い込んでいたような気がする。
今は、ネットもなんだかわからないような存在になっている。
原点にそろそろ戻らないといけないのかもしれないなと、過去のメルマガを読み返したりしている次第。
先ほど、私見INTERNETの9号を読み返した。
●e?ビジネスはお客さん次第
いわゆるe?ビジネスの入り口はお客さんに来てもらえることである。どうやって儲けるかなど、後回しでいいではないか。
トライヤーの獲得→リピーターの確保→リピーターのロイヤル・ユーザー化。
繰り返すが、これがe?ビジネスのモデルである。
配信ビジネスにおいてはロイヤル・ユーザーをどれだけ最終的に確保できるかが勝負なのであり、その過程ではないのだ。
小気味よく断定しているのがいいな、と自画自賛。
この後も、鋭い指摘が続いている。
まだ、16,17,18号のアップが終わっていないし、できればこの後のメルマガも発行して行きたいと思っているのだが、さていつのことになるやら。
安部邦雄全仕事も79年分で止まったままだし。
テレホーダイなんてサービスもう止めたのかなと思ったら、まだ存続しているらしい、今だブロードバンドなんて夢物語という地域が残っているからなのだろう、日本はまだまだ広いのである、安部邦雄