今日は一日中、歯が痛くて困っている。
いつも行っていた歯医者が、先日突然閉院した。
田舎に帰るので、申し訳ないとの挨拶状が来た。
もしこちらまで来られるなら、処置しますと付け加えてあった。
誰が行くか!
15年ぐらい通った歯医者なので、なくなるのはちょっと痛い。
歯の治療カルテが揃っていたので、歯がおかしくなっても、あまり説明しなくて済んでいた。
よそで治療すると、また初めからやり直しになるので気が重いのだ。
私は平均して年に2回ぐらい、歯医者に通う。
たいていの場合、前に治療した冠が外れたのではめてくれという理由だった。
だから、新たに虫歯になったということはほとんどない。
年をとると、冠を取り替えるとか、歯を抜くというのがメインになるようだ。
いつまで自分の歯でかめるだろう。
総入れ歯というのはやはり避けたいことである。
虫歯というと、まだニュース・アナウンサーをやっていた時、少しかみ合わせると激しく痛むことがあった。
やばい、ニュース原稿、これで読めるだろうか。
歯と歯がぶつかり合うことなど、原稿を読んでいるとしょっちゅう。
その度に、「痛い!」とか、喋れなくなったら困る。
私は本当に我慢して、歯と歯が触れないように一生懸命原稿を読んだ。
冷や汗はでるし、何を言っているか自分でもわからないし。
とにかく、気づかれることなくニュースを読み終えた。
あれは、自分のアナウンサー生活の中で一番辛かった。
二番目は、39度の熱をおして、2時間半の番組のDJをしたことかな。
そういうことで、今も歯が痛い。
どこか近くの歯医者にでも行こうかなと思っている。
本当、憂鬱なことである。
前にも書いたと思うが、私は医者というのは10年ぐらい、歯医者以外は行ったことがない、風邪はよくひくが薬で治すし、花粉症だが医者に見てもらうほどではない、最後に行った医者は目医者だった、それで老眼だからメガネをかけろと言われ、今もかけている次第、そろそろ代え時かも、安部邦雄