飛行機の中でしばらくJ-POPチャンネルを聞いていた。
現在チャートインしている曲を選んでいるようだ。
いわゆるヒットしそうな音作りをどれもされている。
友達がどうのこうの、というタイトルの曲を聴いていると、その編曲の重厚さに感心したりする。
アーチストはエレファントカシマシ。
確かに、長く生き残れるだけの力量を感じる。
ヒットする曲はヒットするだけの要素を持っている。
そんな当たり前のことを再確認しながら、ぼーと時間をすごしていた。
職業柄、毎年相当の数の新しい曲とやらを聞くわけだが、そのほとんどがこれじゃヒットしないだろうという曲である。
ヒットしないと思う理由を幾つか並べてみよう。
1.だれそれのマネ。
2.ひとりよがりなアレンジ。
3.もはや飽きられかけている売れ線の曲。
4.もうそのコンセプトは古い。
5.柳の下のドジョウ狙い、でも、もはやドジョウはいない。
6.そして一番多いのがこれ。ださい、センスがない。
しかし、何を考えてこんな駄作をレコード会社は商品化するのだろうといつも思う。
名曲にもかかわらず、商品化しない曲も多いというのに、なぜこんな誰も聞きそうもないものをCD化するのだろうと不思議に思っている。
ヒットしない曲にはヒットしない理由がある。
一度、そのあたりをじっくりと考えてみようかなと、他にすること山積みなのに思ってみた今日の私である。
空港のラウンジにて、時間つぶしに更新中の、安部邦雄