一週間大阪にいてしまった。
土曜日の、地下鉄御堂筋線。
平日は一日中女性専用車両が、休日だと男も乗車可になる。
にもかかわらず、男性の姿はほとんどなく、他の車両にくらべて非常に空いている。
その車両の色だけが、やけに艶かしい色なので敬遠しているのかもしれない。
ところで、平日全面女性専用車両って、市民にどれだけ支持されているのだろう。
アメリカ村にあるタワーレコード心斎橋店。
至る所に、浜村淳緊急来店、トークショー実施のはり紙が。
私がプロデュースしたCD「浜村淳の甦る心の名画座」のプロモーションイベントなのだが、CD発売のことはどこにも書かれていない。
浜村淳、いったい何しにこんな若者オンリーの街に来るのか、と思ってしまうではないか。
トークショーって、一体何を話すつもりなのだろう?
ちなみに、店内にはCDの姿はまるでない。
当日、大丈夫なのかなあ。(プロモーションのことはまかせているのでよくわからない。)
湊町周辺には、男性のカップルがやたらと目立つ。
別にそういう集団ではない。
皆、漫才の卵なのである。
近くに松竹芸能とか吉本興業の事務所があり、それぞれ学校も持っている。
そこの生徒達が、スペースのある湊町まで来て、ネタの練習をしているのである。
練習は全員壁に向かってやっている。
ストリートミュージシャンのように、通りに向かっては誰もやらない。
ネタをくっている内容まで知られたくないのかもしれない。
そういえば、ストリート漫才というの、大阪ではあまり見かけない。
東京では、時々繁華街でやっているのだが、大阪でもやる場所あるのだろうか。
明日は、私がプロデューサーとして招待されているダンスイベントがここである。
ダンスユニットも何組かあちこちで練習中。
湊町、若者達の街として少しずつ胎動しているような気が私にはするのだが。
パリのアメリカ人というか、イングリッシュマンinニューヨークというか、16年間の東京生活は大阪に少しく違和感をもたらせるものだということを知った、安部邦雄