家に、毎月レディースコミックを買っている女がいる。
毎回見るのだが、ワンパターンのストーリーばかり。
ギャグ漫画ならまだ許すが、もういい加減にしろよといいたくなるものばかりだ。
中には面白い作品がないわけではないが、総じて“自分で”買って見るほどのものではない。
「モンキーパトロール」とか「白衣でポン!」とか「アマリリス」とかは、最初の頃は興味をそそられたが、近ごろはフィーヤンやらコーラスの発売日が過ぎてしばらく経っても家にないと「早く買って来い」と言いたくなる。いや、言っている。
普通の感覚では、マンガ雑誌の編集者はできないなあとため息が出る。
「槙村さとる」なんか、こうなるとシュールレアリズムだね。
で、先ほどの家人の話。いや、私の話。
どうして毎回読むのかと自問すると、こういうのを読んでいないと女子に取り残されるのだ。
さすがにメインの読者は女子なだけあって、女子の心と共鳴する展開が多い。
または、そんなもん読んで育ってきたために、思考パターンがそういうふうに形成されている。
私が「まことちゃん」やら「がきデカ」に影響を受けてしまったように。
とにかく女子のマンガを読むようになってから、女心は前より理解できるようになったと思う。
あぁ、このことに十代の頃に気付いていたら・・・。
逃した魚は多過ぎる。
このページを愛読している十代の男子諸君(いないと思うけど)。悪いことは言わん、モテたかったら女子のマンガを読みたまえ。
きっと君にもバブルが訪れるはずだ。
segawax