私が電車フリークであることは、前に「準特急」の項で書いたと思う。
そういえば、先日その京王「準特急」に乗っていた時、「この電車は京王八王子行きの準特急です」というアナウンスに「準特急って何?」と声に出していた人が何人かいた。
そうでしょう、変でしょう?と話し掛けたくなったぐらいだ。
準特急は絶対に変だ!京王、考え直せ!
ぼやきついでに、東武にも苦言を。
特急・急行・快速という順番は許したろう。
せやけど、何やねん準急A・準急B・区間準急って。
準急をここまで階層化するのはおかしい。絶対におかしい。
特急・急行・快速をアンタッチャブルにして、何で準急ばかり弄ぶんじゃ。
おっかしいやろ、東武。あんたらがこんな階層化するから、京王に準特急ができたんちゃうか?
何とかせい、吉本せい!(山崎豊子「花のれん」参照)
こんな話をするつもりじゃなかった。
大阪時代の私の持ち歌に「京阪電車の歌」というのがあった。本当は「京阪特急」というタイトル。
三木鶏郎さんの曲で楠トシエさんが歌っていたもの。
関西の私鉄にはそれぞれテーマソングがあったはずだが、これは京阪のコマーシャルソングとして使われていたものだ。
宴会もたけなわになると、「さあ、そろそろ安部ちゃんの京阪電車の歌」と、やはり京阪沿線の先輩が私に催促。
それではと、今の人はほとんど聞いたこともない「京阪特急」を赤い顔しておもむろに歌い出す。
「走る窓から眺めたら?ローラコースター雲の上?」
そこで突っ込みが入る。
「何やねん、ローラコースターって?」
ジェットコースターのことだけど、商標登録されていて使えないから「ローラコースター」って言い換えたらしい。
ふうーん。
最後の方で「天満橋から三条へ、ジリリンピリピリポッポー?」
「天満橋?」
そう昔は、京阪は天満橋から京都三条までだった。(昭和38年まで)
今や淀屋橋から出町柳まで繋がっているが、そのまま言い換えると歌いにくいったらありゃしない。
「淀屋橋から出町柳まで?、あ、舌かんだ!」
おまけに途中で停まる駅も増えた。特急の名が泣くぜ、京阪さんよー。
この曲はテレビのコマーシャルで覚えたものだ。
明るく楽しく元気がいいので、宴会芸にはピッタリ。
実はこの曲、歌詞が4番まである。ネットで公開されているので現在歌詞を記憶中。
完全に覚えたら、又どこかの宴会場で御披露したい。
ただ、東京でこれを歌っても、絶対に受けないだろうし、
大阪の方、一度そういう場を作っていただければ、いつでも参上つかまつりますので、どうぞ御贔屓に。
南海電車の歌もOK、安部邦雄