テレビの通販見ているとたいていこの言葉が使われる。
お買得って何だ?
今回申込まれますと、あと2本ついて来てとってもお得。是非この機会をお見逃しなく。
こんなコピー、誰が書きはじめたのだ。
お買得とか、お得とか、買わないと損だという言葉は下品だから、買ったらお得と言っているのだろう。
違和感を感じてしかたがない。得なのはあんたらやろ。わしそんなん買っても、何も得なんかあらへん。
お得だ、お得だと阿呆の一つ覚えみたいな台詞はやめてほしい。
ま、その前に、ワンパターン化したテレビショッピング番組を何とかしろというべきだろうが。
ついでに言うと、これはインチキ広告だろうというのがある。
ある車のコマーシャル。学生みたいな奴が「でも、おれたった月4500円」などと言っているバージョン。
これはおかしいだろう。月4500円で車が手に入るはずはない。
一年間払っても5万4千円にしかならない。3年で16万2千円。それで車が買えるか?
どれだけ、からくりを作っても、絶対に無理である。
おそらくある条件を満たせば毎月4500円払うだけでよいのだろう。
では、その条件とは何か?
常識的に考えると、別途、金を払わせられるか、別の債務を負わされるということになるのだろう。
払うのは毎月4500円でいいけど、そのかわり、ディーラーで3年間ただでバイトしてもらう、とかね。
しかしそれならそういう風に言うべきではないか。
そうでないなら、このCMはインチキだ、ペテンだと言われてもしかたなかろう。
JAROは何をしているのだ?
CMの下にテロップを流させろ。
これは架空の話です。4500円だけでは現実には車は買えません、とね。
供給者の勝手な論理で今日も広告が流れている。
供給者と需給者がインタラクティブな関係になれば、こんなフレーズは全て消えるはずだ。
インターネットでは、お買得です、なんて書いたら絶対にツッコミがくるはずだ。
そんなのてめえがお売得なだけやろ!
今までは、たよんないJAROしかなかった消費者だが、これからはいよいよ消費者の反乱が始まる。
ペテン師ども、首を洗って待っていておれ!
あんたも供給者のひとりやろ?そやったかな、安部邦雄