虫が嫌いという人がいる。
蜘蛛だけは嫌だとか、コオロギも見ただけで気持ち悪いという。
ゴギブリ等がいるとただただ逃げまわる人もいる。
何が気持ち悪いんだ、大げさなと思うのだが、考えてみたら私にもとんでもなく苦手な動物がいる。
それが蛇。
何故かはわからない。今日もある人と、電動カートに乗って移動しているときに、「ほら、そこに蛇がいるよ」といきなり言われて、どぎまぎ。
「え、どこどこ、うわ、やめて。」
相手の人は、しばらくあきれて私を見ていた。「単なる青大将ですよ。」
青大将なのだろう。マムシではないから大丈夫だというのだろうが、蛇である以上、どっちにしてもみんな嫌い。
蛇で怖くないのは「かなへび」ぐらいだ。
もっともカナヘビはトカゲみたいなものだから、私はちっともこわくない。
蛇は絶対にだめ。これは何故なのか?
海で泳いでいて、海蛇が私の下を泳いでいったりすると、もうパニックになっておぼれかねない。
そう、嫌いなものにあったとき、私はただパニックに陥って、もうどうしようもなくなるのだ。
理屈ではないし、理性的になったからといって、解決する問題でもなさそうだ。
大嫌いなものは他にも色々あるが、生理的に受け付けないのは蛇だけである。
何故なんだろう?
とにかく、私の部屋に蛇など持ち込まないで下さいね。
家来諸君にくれぐれもお願いする。いくら、私が理不尽な命令をしても、それは愛情ゆえなのでして、決して蛇を束にして私の部屋にぶちこまないでね。
きゃーばたばた、きゃーばたばた、今度は熱いお茶が一杯怖い、、、わけねえだろ!
休みボケボケ、安部邦雄