スターバックス・コーヒーの店が驚異的な増え方をしている。
銀座の松屋の裏に第一号店ができたのは、もう7年ぐらい前だろうか。
シアトルコーヒーなんて言葉も初耳だった。
そんなジャンルがあるなんて全く知らなかったものだ。
シアトルといえば、今ではイチローと佐々木のいるシアトル・マリナーズが一番有名だが、その中継のバックネットにもタリーズの看板を見かける。
スターバックスの看板もあるのだろうか?今のところ見つけてはいないが。
ひょっとしたら、日本では圧倒的にスターバックスだが、シアトルではタリーズの方がメジャーなのかもしれない。(他にシアトルズベストコーヒーがあり、これをシアトル御三家と言う、等と紹介されたりしているが、御三家なんて言葉、日本でしか通用しないぞ!尚、一応シェア的にはタリーズがトップだそうです。)
スターバックスの話に戻る。
銀座の第一号店はFM大阪東京支社の傍にあったので、珍しもの見たさに何回が行ったことがある。
全店禁煙というのがとても魅力的だった。
私はタバコをすわない。それゆえ、コーヒーを飲みながら本でも読もうと思っても、横でタバコを吸われるとどうしても集中力を欠いてしまって、のんびりしていられないのだ。
ドトールもプロントもヴェローチェも何とかしてもらいたいものだ。
ただ、私が勝手に師匠だと思っている、マーケティングのコンサルタント、森さんは、スターバックスは早晩禁煙宣言を撤回するだろうと予言されていた。
理由は簡単だ。
この店のターゲットは若い女性(OL)だ。この層が喫茶店に入る動機は、タバコを大っぴらに吸いたい為だと言う。会社などではどうしても遠慮してしまうので、昼休み、コーヒーを飲みながらタバコをくゆらすのが無上の楽しみだというのだ。
それゆえ、禁煙にしていたらそういうOLが店にやって来なくなる。
だから、どうしても日本ではアメリカのように禁煙にはできないはずだ。
ふーん、なるほどねえ。
失敗例として、サブウェイを森さんは持ち出している。サブウェイは確かに禁煙にしていたために、大変評判が悪かった。
背に腹は変えられず、日本のサブウェイは喫煙を可とせざるをえなくなった。
愛煙家の森さんは、勝ち誇ったように言われる。「けっ、ざまあみろ!」
返す刀で、スターバックスもお切りになられた。
やせ我慢せずに、早く禁煙をやめろ!とばかりに。
それから2年近く経つ。
スターバックスは禁煙続行中。どの店も大はやり。チェーン店は増大の一途。
予言は、あたらないのではないでしょうか?師匠。
とにかく、今のところ一番好きな喫茶店がスターバックス。
その次が、ルノアールだろうか。
ただ、ルノアールの椅子がどの店もそろそろくたびれて来ているような気がする。
仮眠できるのでとても気に言っているのだが、どうもクッションが悪くなって来ていると思うのは私一人ではないだろう。
コーヒー一杯460円もとるんだから、ちょっと考えてもらいたいなあ。
ということで、今日も読書の為にスターバックスに行く。
願わくば、会社のある代々木駅周辺にも1店欲しい。
場所なんて幾らでも余っていそうな気がするのだが、どなたかやってみませんか。
コンサルタントとして無料でお手伝いしますけど。
でもVIP扱いしてね、安部邦雄