東京へ戻って来た。
帰りは飛行機で、例の件もあり少し緊張気味。手荷物も一人一個と制限され、わがパソコンは荷物室送りになった。
まじ、テロは怖いと我が頭脳も言っております。
今回の話の前に、またまた訂正。
「高津の宮の昔より」で、「♪とんとんとんぼり?、道頓堀の?」をテーマ曲にしているのは、「どうとん」ではなく「とんぼり」でした。
曲は次のように続きます。
「♪とんぼり、楽しい、食堂ビル?」。
忙しい合間を縫って朝書いたので、少々粗雑だったかもしれません。
すんまへんどした?かんにんえ?。
ついでに言うと「どうとん」も「食堂ビルどうとん」というキャッチフレーズがあったと思いますが、上柴とおる先生、どないでしたかいな?
「くいだおれ」も食堂ビルですが、こちらはそういう表現をしていなかったような。(自信ないけど・・・)
ちなみに食堂ビルというのは1階から最上階までみんな同じ店の食堂というビルで、大阪のミナミによくあるパターンです。
天王寺の近鉄百貨店の隣に「新宿ごちそうビル」というのがあります。
東京の新宿の名店を集めたビルなのかと思ったら、オーナーの名前が新宿というだけらしい。
ほんと、紛らわしい名前ですねえ。
さて、例の同時テロ事件についてです。
前から、アメリカ映画を見る度によく思っていたのだけれど、何でこいつらはこんなことするんじゃ、という場面が多すぎるような気がしません?
例えば、「ダイ・ハード」。
過激派を装いながら、実際は単なる強盗団だったという訓練されたテロリスト集団。
バズーカ砲はぶっぱなすわ、プラスチック爆弾は破裂させるは、こんな強盗あるか?
そこまでしなくてもええやろと思うことばかり、今やったら「ラディン万歳!」とでも、付け加えさせるかもね。
「ダイ・ハード2」もそう。
囚われの将軍を解放させる為に、何で飛行機を何十機も犠牲にしないとあかんの?
確かに、そうした方が、客はハラハラし、アドレナリン出放題になるけど、冷静に考えたら、そんな展開合理的やないやろ。
「暴走特急」、スティーブン・セガールのアクション映画。
ピンポイントで大地震を起こさせるキラー衛星を使って、これ又金を要求する話。
この衛星を開発した男が、国が自分を正当に評価しなかったという理由で、復讐を宣言する場面もある。
「ざまあみろ!俺を馬鹿にすると皆こうなるのだ!」と中国の発電所をピンポイント攻撃。
大地震が起きて、一帯壊滅、今度はペンタゴンだ!とか続けて罵る。
ちょっと待てよ。
そんな理由で中国の工業地帯を壊滅させるのか?
彼等は何の関係があるねん?あんたを冷遇したのはアメリカやろ、何で関係ない国まきこむんや?
飛行機をぶち落とす場面もある。
アラブの富豪が億単位の金でワイフが乗っているからうち落とせと頼んで来た為だが、一緒に乗っている他の客は何の関係もないやないか。
こんなアホなストーリーがあるかい?
まともな奴やったら、こんな理不尽なマネするかい!
アメリカの映画というのは、本当にこういう、客を恐怖に落としこんで興奮させ、やがて主人公がヒーローとしてこの悪魔どもに立ち向かい、最後にカタルシスを迎えるというストーリーが多い。
それゆえ、途中があまりにも極端になる。
その極端なバリエーションを次々とあみだしていくことが映画の勝負みたいになってしまう。
さて、話が長くなった。
今回の同時テロ。
まるでアメリカ映画なのだ。すべてのプロットが映画の台本そのものなのだ。
こんなことして何が得になる?同じ効果を得るなら、もっと他に合理的なテロ(?)があるだろう。
こんな世界を敵にまわすようなことして、後、どうするの?
昨日、どうもリアリティが感じられないと言った。
まるで映画じゃないかと思ったりした。
で、最後に何かカタルシスは用意されているの?
日本人にはとてもじゃないがこのストーリーは描けない。
少なくとも日本赤軍が絡んでいるとは私には思えないのは、たぶん、そういう理由からなのだ。
日本赤軍の関与なんて誰も思ってないか、安部邦雄