同時テロ事件は、結局ビンラディン氏(この敬称のつけ方も納得いかないが)の犯行と断定されかけているようだ。
私としては、ビンラディンという名も、アルカイダという組織も先日覚えたばかりで、それが実際にはどんな活動をしているのか、マスコミが流す以外のものはまるで知らない。
だから、伝聞だけで意見を語る愚を冒したくはないのが本音のところ。
特に、昨今マスコミは甚だ頼りにならない。
マスコミの情報を見ていると、ほとんどがアメリカ方面から流れてきたもののように思えてならない。
アメリカのバイアスがかかった情報素材に、日本的に味付けしているにすぎないのではと疑りたくなる。
パキスタンのイスラマバードから日本の報道陣も生で映像を流しているが、そこで特派員が言っていることは、これまたどこからか仕入れた情報がほとんどで、それが正しいのか間違っているのか判断ができないものばかりである。
そりゃ、そうだろう。
いきなり、国情が全くわからない地に行って、すぐに現地の情報を入れろというのが無茶なのである.
そんなの自分が行かされたと思えばよくわかる話だ。
しかし、いつも感心するのだが、アメリカのCNNというのは凄い。
世界のどこで事件が起こっても、すぐに誰かが現地へ飛び、誰よりも早く映像を流す。
いったい、どういう風にすればあんな神業のようなことができるのか?
日本のテレビ局も少しは見習った方がいいのでは。
やはり、報道の歴史が違うのだろうか。
ところで、先日映画「ファイナル・ファンタジー」が大コケした話を書いたが、音楽評論家(ライター)上柴とおる先生が、ご自分の経験談を送ってきていただいた。
こういう生の情報が重要なんだと思う。
で、一部を転載させていただく。
ファイナルなんたらっちゅうのは噂を聞いたことがある程度で、事前の宣伝文句が「CGでここまで表現」とかやったんで(そういうことばっかしやったなー)、ヒマやったし、ま、興味本位で出かけただけ。
今、どんな映画やったかさっぱり思い出せんのですわ。
見てる最中に「こんなもんか??おもんなー」って感じてたけど、そうやろな、安部ちゃんの書いてたことようわかるわ。
日本人が制作したこの手の映画ってなんでこない「中身」が貧相やねんやろ?
去年やったか、ディズニーのくまのプーさんを主人公にした日本人スタッフの手になるアニメ映画「ティガー・ムーヴィー」も見たけど、お話しが何とも陳腐で、これは絵だけ見て喜ぶような幼児にしか通用せえへんでーと思たわ。
途中で館外に出たろと思たぐらいや。
その点、この12月中旬に公開されるCGふんだんの米アニメ映画「シュレック」は、出てくるキャラも超キュート(ロバさんとか)で、お話も映像展開もひきつけよる。
これはワクワクして見てしもたなー(映画会社のチンケな試写室で見せてもろたんやけど)。何やろね、この違いは?。
だそうです。
「ティガー・ムーヴィー」なんて映画、聞いたこともありません。
さすが、幼稚園児のお子さんをお持ちのとおる先生だと感服した次第。
ファイナルファンタジーもほとんどアメリカ人が作っているはずなのでチンケといわれても困ります。
アメリカ人にもチンケな奴はいくらでもいるということで、これは基本的にプロデューサーの腕の差ではと、自称プロデューサーの私は判断しております。
アメリカがいつも正しいというわけではありません、
で、最初の話に戻って、日本で流されている情報の90%がアメリカ側からの情報で、残りの10%がその他から得た情報のような気がします。
タリバン側の情報となると、ほとんどないのが実情。
こんなのでマスコミはよいのでしょうか?
情報を発信しない奴が悪いと言われればそれまでですが。
冷戦時代は、曲がりなりにもソ連の情報は伝わってきた。
しかし、今の時代、情報網が発達していない国からはほとんど情報が送られてこない。
未だにラジオで情報を聞くタリバンの大使なんて、全くのお笑い種だ。
インターネットを何故使わない。
それとも、そんなものがあることさえ知らないのだろうか?
タリバン・サイトを作って、世界に情報を流せ。
世界のマスコミはいくらでもそれをニュースに流すだろう。
それともタリバンというのは、頭の固いオッサン集団ということなのか?
それなら、日本の古い体質の会社と同じだ。
どっちも早くつぶれてしまえばよいのだ。
インターネットも使えないような思想集団なんて、話にならない。
とりあえず、そう思いつつ、今日の講話を終わります.
よう、お参りやした。
伊豆は二人で行きました、安部邦雄