最初はテレビの「ヤング?Oh!Oh!」でしたね。
阪神の小林繁の形態模写が有名でしたわ。
兄弟子の小禄と漫才やったりもしてたし、これが全然面白くなかったなあ。
読売テレビに「お笑いネットワーク」のビデオ残ってますわ。そら、アホみたいな顔してまっせ。
本人も見たないやろなあ。ほんま、漫画ですわ、ふぉふぉふぉふぉふぉ・・・。
長い前ふり。
皆さんおわかりのように、これは最初に軽くぼけて、それを一人突っ込みで、「そら、明石家さんまや!」「ああ、犬のぬいぐるみか?」「そら、まんまちゃんや!」「ゴメンってか?」「そら、たんまじゃ!」という続きになる。
スランプまるわかり。そりゃ毎日書いてりゃ、だんだんこうなりまっせ。
で、そういう内輪話は横において、今回は魚のサンマの話である。
サンマは今年は大変な豊漁とか。
おかげでと言えるだろうが、韓国がロシアと勝手に漁業権の取引して、日露の領土問題がクローズアップされかけたが、漁業者からの反発はほとんど目立たなかった。
これで不漁だったら、ヤバくなりはじめた日韓関係が更に冷えたものになっただろう。
来年のW杯なんて開けるかどうかわからなくなったかもしれない。
おまけにテロ問題もあるしね。
さて、サンマの話題だが、関西人は東京人ほどサンマを食べないような気がする。
子供の頃、漫画雑誌で七輪の上に網を置いてサンマを焼く絵がよく描かれていた。
煙が目にしみるとか、ジュウジュウ油が出るという風に話が進むのだが、これが私にはほとんど実感がなかった。
私の頭の中では、サンマはたいてい開きのサンマだった。
一夜干しにしてあるのか、それほど油も出ない。
サンマを焼いて煙に困ったという経験はない。
サンマ焼いても家焼くな、火の用心ー、カチカチ。
等と言って夜回りしたことはある。
ま、ひょっとしたら、母親が魚を嫌いだったので、食卓に出さなかっただけなのかもしれないが。
話がそれるが、関西では七輪のことを「かんてき」と呼ぶ。
広辞苑で調べると「京阪語」七輪の方言、と書かれていた。
カッチーン!何が方言じゃー!第一、「京阪語」って何やねん!
だいたい、関西の歴史ある言葉を「方言」のひとことで済ませんのかー!
死にさらせー!広辞苑!
関西マンセー!
ま、お約束の関西ナショナリズムの叫びでした。
で、その「かんてき」で火をおこして、魚を焼いた記憶はいくらでもあるのだが、サンマを丸のまま焼いた記憶がないのだ。
油が出るというと、何といってもブリの照焼き。
これはジュウジュウ出た。鰆も少し出たかな。イワシは地味に出ていたなあ。
骨も食べやー、言われて、もう一度骨だけ焼いて食べたりしたものだ。
さっきも言ったが、サンマは開きしか知らない。何故なんだろうなあ。
小津安二郎監督の「秋刀魚の味」という映画のポスターが子供の頃、町に貼ってあった。
私はこれを「しゅうとう魚の味」と読んでいた。
まさか秋刀魚でサンマと読むなんてこと知るはずもない。
市場に行っても、きっとそう表示されていなかったのだろう。私は、知らない字はたいてい母に聞いた。
字に対しては、無限の好奇心を持っていたと言っていい。
その私が知らない魚なのだから、きっと関西の市場ではそれほど販売量がなかったのか、漢字で表記しなかったのだろう。
しかし、「しゅうとううおのあじ」じゃ、どんな味がわからないよね。
大人になってから見た「秋刀魚の味」はとてもイイお味がしました。
小津安二郎は本当に偉大な監督でしたね。
何故、サンマの話になったかというと、高校時代の同級生にアウトドア派がひとりいて、松茸とサンマでバーベキューしようと誘って来たからだ。
どちらも秋の風物詩ではあるが、松茸とサンマはないんじゃないのー!と文句を言う私。
魚の臭いが松茸に移るのは、願い下げだよ?ン。
そうかなあ・・・、と友人。
しかし、あきらめていなさそう。
今度の土日にいきなり車でやって来て、どこかのキャンプ場に連れていかれそう。
しかし、松茸は松茸尽くしで食いたいなあ。
サンマなんか、俺は食いたかねえぞ!べらぼうめ!
思い出というほどでもなかったですね、安部邦雄