来年は、聖徳太子1380回忌にあたるそうである。
上野の東京都美術館で開かれている「聖徳太子展」で、そう表記されていた。
それを記念して今回の展覧会があるらしい。
大阪と名古屋は来年開催予定ということで、確かにこちらは1380回忌を記念してといえるだろう。
しかし、1380回忌って、何か意味があるのだろうか?
NHKでドラマ「聖徳太子」を放送していた。
何じゃこれ?という代物。
途中で寝てしまった。こんなの歴史の捏造ではないか。
ドラマ自体にも作品の深さが感じられない。
やはり、平安時代より昔をドラマで見せようというのは土台無理なような気がする。
社会風俗的に情報が少なすぎるのである。(特に民衆の実態なんてほとんどわからない。)
想像力にも限度がある、ま、そういうことではないか。
私は40代になってから古代史に目覚めた。
一番好きなのは、古墳時代なのだが、飛鳥時代から天平時代もその次に興味がある。
それゆえ、今回の上野の「聖徳太子展」も大変楽しみにして、見に行った。
行く前に、どこかで安いチケットはないかと思っていろいろ探したのだけど、どこの金券ショップにもない。
しかたがないので当日券を1300円も出して購入。
見終わった後、新宿まで戻ってきたら「聖徳太子展900円」の表示。
何と、会社から一番近い、交差点の金券ショップにいやと言うほどチケットが積まれていた。
灯台もと暗しというか、くそったれー!という気分がおさまらずだった。
こういうのをついてないという。
他にも無茶苦茶ついていなかった事があるのだが、時間がないので又の機会に。
で、展覧会だが、ま、よかったですよ。
中宮寺の弥勒菩薩像(有名な半迦思惟像)と20年ぶりに再会できた。
前は奈良の博物館でガラスの中に入っていたが、今日は触れることができる状態でそばにあった。
感想、しばらく見ない間に小さくなりましたね?
如意輪観音像と表記されていたのが、ちょっとひっかかった。
弥勒菩薩じゃなかったの?
あ、又日が変わりそうだ。この続きは別の機会に。
本当についてない、金と労力を返せと叫ぶ、安部邦雄