え?「さすが、アメリカ」が今日のテーマ?
昨日、アメリカを許せないと書いたのに、今日はアメリカをほめるの?
そうです。
但し、私がアメリカを許せないのは、その独善性にあります。
原爆投下に対して、何の謝罪の言葉もないのはおかしいと今も思っています。
謝罪の気持ちがなければ、彼等は絶対どこかで先制的に核兵器を使いかねないと危惧するのです。
核兵器を否定したら平和になるなんて思ったら大間違いだ、使わない兵器は兵器ではない、そんな指摘もあるでしょう。
そうですね、それもよくわかります。
でも、核兵器の使用も辞さないなんて言葉はできれば使わないでほしいのです。
私がテロリストに向かって書いた言葉、「それで、その後どうするの?」
そう、その後、私達日本人はアメリカに対してどう対応すればいいのですか?
日米安保条約を破棄するしかないのではありませんか?
我々が心から憎む核兵器を使ったわけですから。
そんな、とんでもない国と同盟関係なんか維持できるはずはないでしょう。
さて、又今日も反米基調になってしまいましたが、表題の「さすが、アメリカ」についての私の意見です。
炭疽菌事件の首謀者はどうやらアラブのテロリストとは関係がないようです。
アメリカの軍関係者からそれは漏れたのではと、アメリカのマスコミが次々に報じはじめました。
これが凄いのです。さすが、アメリカなのです。
こんなの流しても、ちっともアメリカのメリットにはなりません。
むしろ、身内の恥をさらしているようなものです。
普通なら、隠します。
日本の政府なら、絶対に表に出すようなことはいたしません。
狂牛病の時もそうでしたし、エイズもそうでした。
日本のマスコミなんか、政府のいう通りニュースで流していました。
おかげで、私も含めほとんどの日本人がエイズは同性愛で感染すると思わされてしまいました。
その頃の発症のほとんどが、血友病患者であったことなど全く知らされないままです。
だからアメリカは、さすが、なのです。
「アンフェア」なことは許さない風土。
基本的にオープンな状況下で、議論して結論を導こうとする態度。
裁判ばかりで、どうしようもない。
だから、あんなに弁護士がいるのだ。
日本のような話し合いの風土があれば、あんな無駄な弁護士や裁判はいらない。
日本人でそう思う人も多いでしょう。
でも、私は違うと思う。彼等は、どういう問題でも徹底的に議論し、裁判し、その結果でルールを作ろうとしているのです。
ルールは上から下りてくるものではない。
ひとりひとりが議論しながら作るものだ。
それがアメリカの論理なのです。
日本人は、人と人が争うのを極端に嫌います。
裁判なんて、しないで済むのならそれが一番いいのです。
波風を立てるような人は、排斥の対象です。
ルールはお上が作って、民衆に下げ渡すものです。
寄らしむべし、知らしむべからず。
それが日本の民衆統治の鉄則でした。
今もそれほど変わっていない。
お上に逆らうのは非国民などという人もまだまだ少なからずいます。
ネットの時代を切り開くのは、アメリカの論理が一番有効だと、今の私は思っています。
その話を今から始めると、又、ちょっと長いと言われそうなので、今回はこれぐらいで。
明日にでも、続きが書けたら、というところで、とりあえず中途半端と言われるのを覚悟で筆を置くことにします。
って、筆なんかどこにあんねん。
一番好きなのは、でもやっぱり日本(大阪)かな、安部邦雄