昨日が初風呂なら、今日は初カラオケだった。
昨年は全く行った記憶がないので、おそらく2年ぶりだろう。
私が5曲ほど歌ったところで、予定の時間が過ぎてしまった。
「楽しいことは速いというでしょ。」と連れがひとこと。
速いのは嬉しいが、最後に歌った曲がケイ・ウンスク「大阪暮色」だった。
大阪の皆さん、これでよいのですか?
ということで 、今日はカラオケ・デーでした。とっても楽しかった。
カラオケと言えば、銭湯ということで(何でやねん、桶とオケはちゃうど)昨日の続きを少しばかり。
せっかく誉めた清滝温泉だが、唯一気に入らないのが、表に貼ってあるポスターだ。
「洗髪料10円いただきます。」と書いてある。
自慢じゃないが、私はこの洗髪料を払ったことがない、例え髪を洗ったとしても。
払えと言われれば払うことは吝かではない。
しかし、この洗髪料の規定が出来た経緯が気に入らないのだ。
だから、言われなければ絶対払わない。
洗髪料なんかとっているのは大阪府だけだという人もいた。
東京都の銭湯はもちろんとっていない。
では何故大阪に洗髪料というのがあるのか。
私の子供の頃は、これを女洗髪料と書いてあった。
女性は髪が長い。
その頃は今のように湯が豊富に使えなかったのだろう。
どうしても髪を洗うのに男よりも多く湯を使う女性にはそれ相応の料金をとっていたのだろう。
ところが、ちょうどビートルズ世代が現れた頃だ。
男どもがいきなり長髪になった。
フラワームーブメントの頃は最高潮。
男が長髪志向になり、当時の散髪屋も四苦八苦になった。
そこで、女性から文句が出た。
男でも長髪が普通になってきたのに、何故女性からだけ洗髪料をとるのか。
ここで、銭湯側が洗髪料を廃止しようとなれば正解だった。
その分、入浴料を上げればよいのだ。
当時は高度経済成長もあり、値上げに対してはそれほど抵抗もなかった。
にもかかわらず、大阪府は長髪の男から金をとる道を選んだ。
ここから話がおかしくなるのである。
当時は面白かった。
長髪の定義とポスターを貼って、この髪より長い人は10円払えと書いてあった。
そんなもの定義なんてできっこないではないか。
徴収できるものならやってみろという雰囲気だったと記憶している。
その前に銭湯の値段は認可制であることを断っておく。
大阪府議会で最終的に承認を受けて認可されるのである。
こんな斜陽産業によくもまあ認可制が存在しているものだ。
で、役所の仕事となると唯一厄介なことがある。
それは、過去の制度改革をなかなか認めないことである。
一度洗髪料を取りはじめたら、勝手にその制度をやめることができない。
例え10円でも、その制度は守るべきものになる。
ばかばかしいと思わないだろうか。
ちなみに、大阪の入浴料は460円である。
10円ごとき何だというのだ。
次の改定の時に入浴料に含んでしまえばいいのだ。
等といっていると又日が変わりそうだ。
この続きは又明日。
でも、おそらくアップしたときには次の日になっているだろうなあ。
明日は役所がどれだけ非合理かを洗髪料を通じて論じるつもり、安部邦雄