ラジオを主に聞くのは、車に乗っている時と寝る前だろうか。
昨日も、NHKのラジオ深夜便を聞きながら寝てしまったらしい。
確か、70年代のフォークソング特集だったと思うのだが、
山崎ハコ「織江の歌」が暗くかかって、その後が中島みゆき「時代」。
それから、何かがかかったはずなのだが、そこで眠ってしまったらしくあまり覚えていない。
こういう就寝の仕方は嫌いではない。
車に乗っている時も、今は専らNHKである。
まったりした話を、まったりした気分で聞いている。
こういう放送にいらつく時は、車の運転はしない方がいいんだと自分で判断したりしている。
夜のラジオを聞いていると、NHKはなかなかよく地方へ行っている。
ゲストはたいてい演歌歌手かお笑いさん。
こりゃ年寄りしか聞かないだろうな、と思うような番組ばかり。
全国をまわるというのは、今やNHKの独壇場のようだ。
テレビでも昔は全員集合とか欽ちゃん関係はよく地方の会館にも行っていた。
近ごろは民放はほとんど外へ行かない。
いやそれ以上に、会館で公開録画することがほとんどなくなったようだ。
地方へ行けばそれだけ金がかかる。
だから、制作費を切り詰めるために誰も行こうとしないのだろう。
(そんな金があるなら、出演者でまず分けようということだ。)
さて、そういうわけで毎日NHKを聞く私なのだが、その他に聞く番組というと、これがほとんどニッポン放送。
民放の中では一番面白いという理由もあるのだが、実はカーラジオで聞く時、この2局をチューニングするのが一番楽なのだ。
何故か、AMとFMで共通しているチューニングのポジションにこの2局がある。
FMに切り替えると、そのままFMも聞けるというわけなのだ。(インターFMとFMヨコハマだったかな)
つい、7年ぐらい前までは圧倒的にFMを聞いていた私なのだが、どれだけ贔屓目に見ても、今のFMは面白くない。
番組に工夫もないし、音楽をかけても途中でフェードアウト。
リスナー無視もいいところ。
ディレクターの質が落ちたと言うしかないだろう。
かえってAMの方が、曲を最後までかける。
FMのディレクターは、それがカッコイイのだという独善に陥っているとしか思えない。
で、NHKもニッポン放送もさほど面白くない時は、専らFEN(今はAFNというらしいが)の早口の英語ジョッキーを聞いている。
トークラジオの部分は、見事に何を言っているのかわからない。
客がワハハと笑っているので、きっと何か軽口を叩いているのだろうが、さっぱりわからない。
でも、聞いている。
英語のしゃべりは、車の運転の邪魔にならないのだ。
しかし、一時期本当によくFM東京を聞いていたのに、全く聞かなくなったのは自分でも驚きだ。
坂上みきさんのしゃべりはとても心地よかったし、高見恭子さんのしゃべりも好きだった。
しかし、井森美幸とか森口博子のような芸能界そのものみたいな喋り手はこちらの肩が凝って仕方がない。
私が単純に年をとったからではないと思う。
番組にセンスがなく、同時にワンパターンになったからに違いない。
どうせワンパターンなら、NHKの偉大なるマンネリズムに学ぶべきだ。
ラジオはしょっちゅう企画を変えるべきではない。
MBSの浜村さんの番組を聞いてもそれはわかるはずだ。
ラジオはゆっくり、まったり。
それでいいのだとオッサンは思っているのだ。
中澤裕子のオールナイトニッポンがちょっとお気に入りの、安部邦雄