気のせいだろうか、今年の冬のファッションにはこれと言って見るべきものがない。
去年の冬は、若者の3分の1はフリースを着ていた。
ユニクロなんか押すな押すなの大にぎわい。
今年はどうか。
あまり見かけない。
何故か私も今年は一度も袖を通していない。
これはどういうことなのかな?
女性のファッションもこれといってびっくりするものもない。
全体的に地味というか、トレンドが存在していないような気がする。
私はいつも新宿から代々木まで歩いて出勤している。
途中で、我こそはファッションリーダーと主張している若者によく出会う。
でも、今年は何故か元気がない。
黒の短いミニスカートをはいた、少しフーゾクの入った女性は見かける。
しかし、私には汚らしいものにしか見えない。
あえていうなら、女性のほとんどが髪を染めているということぐらい。
ドラッグストアに入るとヘアカラーとおぼしき製品が山積みされていたりする。
その分、昔より安くなっているのだろう。
実は、この頃私の頭の白髪が前以上に目立つようになってきた。
で、ちょっと気になるので、ドラッグストアに入ると、どうしても毛染めのコーナーを覗きたくなる。
ビゲン・ヘア染めなんてのがあって、中年のオッサンとオバハンが斜向いたデザインで実に野暮ったい。
毛染めっていうのが、そもそもダサイ。
買おうかどうしようかといつも思うが一度も買ったことはない。
正直言って、毛染めの臭いが好きじゃないのだ。
こんな臭いを我慢して、白髪を染めたいか?
風呂場は汚れるし、何かそんなことしている自分が情けない存在に思えたりして。
一度も買っていないのに何故わかる?
使ったことはあります。(買ったものでないだけ)
白髪を目立たなくするリンスは買いました。
臭いは同じでした。
やっぱり、嫌な気分でした。
おまけに、すぐ消えちゃうし。
ところで、何故私の毛染めの話になったのだろう。
若い女の子の髪の毛の手入れって、大変だろうなと思ってあげる。
毛を染めるのはいいが、しばらくしたら下から元の黒い毛が。
金髪に染めたりしていると、その生え際のアンバランスなこと。
それでも、本人は納得しているのだろうか。
御苦労さまなことだ。
ということで、年を追うごとに髪を染めた女性が増えている。
前は金髪の女性を見かけると、たいてい西欧人だったが、今や過半数はアジアン・ガール。
西欧コンプレックスなのかね。変なの。
今年のファッションで一番印象的だったのは、成人式に出席した女の子達の白いショール。
何だよ、あの画一的なファッション。
毎年、こうだった?ちょっと例年よりひどくない。
今まで気づかなかったのかな?
皆さん、どう思います?
本当に、今年のファッション・トレンドって思いつきませんね。
どうしてかな?やっぱり、ファッション界もデフレスパイラルの波が来ているのだろうか。
そう言えばピーコさんのファッションチェックも、某週刊誌のファッションチェックのコーナーもイマイチ冴えていないような。
私のファッションはどうかというと、そうですね、今年用に買ったのは、ユニクロでパンツ1枚と、西友でアウトドアシャツを買ったぐらいかな。
後はみんな去年買ったものとかばかり。
やっぱり、消費不況ですね。
買うのは専ら生活必需品ばかりのような気がする。
そりゃ、景気回復なんて当分無理と言うしかないですね、自分を見ていると。
近くの駅の広告ボードの半分以上に何も貼られていなかった、不況はますます進んでいるのだろうか?安部邦雄