傘もなければ金もない安部です。
隣が担保がないから傘を貸してくれなかったというのはまだマシだと言う人もいました。
これは私が貸した傘だから返してもらうよと言って、無理矢理とりかえす人もいるんだそうです。
担保だって入れていたはずなのに、あんなものは既に二足三文だ、とにかく傘なんかなくても死にはしない、そう言って持って行かれてしまった。
傘なしで、降りやみそうもない雨の日にどうしろというのでしょう。
ごもっともでございますね。
でもね、日経平均が9500円を切る時代ですからね。
みんな必死なんですね。
気づかない人もたくさんいるようですけど、日々お金が消えて行っているのですよ。
今までと同じだけの金が、毎月自分の手許に入ってくるなんて、このままいつまでも続くとは思わない方がいいですよ。
どこかでは、みんな自分の足を食っているのです。
自分の足を食べているのに、気づかないだけです。
痛くないから、のほほんとしていられるのですね。
テレビでは消費者金融大はやり。
こういう広告が目につくということは、自分の足を食っている人が増えているということではないでしょうか。
でも、これ以上食べたら、本当に食べる度に痛みが走るようになるかもしれません。
小泉首相の言う「痛み」とは、本来感じていないといけない痛みが、実際に顕在化してくる質のものではないかと思うのです。
何も新たに国民が傷つくのではありません。
感じないといけないのに、麻酔のようなもので感じないようにしてきただけ。
その麻酔が切れかかっている。
だから、痛い。
社会の構造の中に痛みが潜んでいるのです。
構造から痛みを取り除かない限り、痛みはいつか顕在化します。
ごまかししか処方箋がないのであれば、私達はいつかいきなり麻酔を切られてしまい、猛烈な痛みが社会をおおうことになります。
そんな痛みはゴメン蒙りたい。
空港造っている場合ですか。
車の走らない高速道路造っている場合ですか。
使いもしない農地を造っている場合ですか。
潰れかかっている会社に、談合で金回している場合ですか。
そんな金があるなら・・・・・
オレにくれ!
所得税も住民税も消費税もアルコール税もちゃんと払っています、会社が預かった消費税も正直に払っています、でもね、不公平なんですよ、不公平!何で、あいつら預かった消費税の払込み免除されるんだ!おかしいやないか!安部邦雄