昨日の書き込みで、私は<私有→共有>のパラダイムシフトが起きはじめているのではないかと提起した。
少なくとも、インターネットで流通する情報は基本的に無料であるほうが望ましいというネット常識は、<私有→共有>の図式と対応しているような気がする。
で、昨日の私の意見を読んで、segawaxが感想を送ってくれた。
<私有→共有>のパラダイムシフト、という概念はい
いですね。
増税したら消費が冷え込み景気が悪くなる、と単純に
考えてしまうのと似てるかもしれませんね?
えっ、全然違う?
増税=共有財産の増加
共有財産がうまく配分されれば生活はよくなる
「生きる」モチベーションは上がり景気は悪くならな
いというか暮らしは悪くならない
むしろよくなる
もう、みんなで楽しくやろうよ、でいいんじゃないか
と思います。
他人より儲けようとか、アイツより売れる音楽を作ろ
うとか、去年より贅沢な暮らしをしようとか、
そんなんじゃなく。
ミュージシャンや作家の意識も変わっていかないとな
かなか実現しないことだとは思いますが。
コピーレフトという言葉も、つまるところ共有の思想だと思う。
インターネットがインタラクティブな環境を作ったとしたら、その環境の変化が人の意識を変えるというわけだ。
意識が存在を規定するのではなく、存在が意識を規定するのだという古典的唯物論のテーゼを思い出す。
確かに、そう考えた方が、ネット社会のつじつまは合うようだ。
エンゲルスの著作に「家族・私有財産及び国家の起源」という名著があるが、インターネット社会はつまるところ原始共産制と共通基盤を持つものであるのかもしれない。
週末ぐらいに、この本、読み直してみようかと思っている。
ま、今日は春分の日なので、難しい話はこれぐらいで。
segawaxが年収300万でも充実した生き方ができるのだという考え方が社会にあってもいい、とよく言う。元はテリー伊藤氏が言い出したことらしいが、確かに<幸せをお金で奪いあう>今の時代は閉塞的であることは私も同意、安部邦雄