最近はもっぱら東京=大阪間は飛行機を利用している。
新幹線は、よほどのことがない限り使わない。
その理由は色々ある。
幾つか列挙すると。
1)飛行機にはマイレージがつく。乗れば乗るほど特典がつくので、新幹線より結果的にお得。
今のところ新幹線にはマイレージのようなものはない。
2)インターネットで予約ができ、クレジットで決済が可能。しかも特割などを利用すれば新幹線より安い。事前にネットで座席指定できるのも便利だ。
新幹線もネット予約はできるが、利便性はイマイチ。
3)クレジットは法人カードを使っているため、チケットレス決済を行っても、乗らなければ請求はされない。つまり、当日キャンセルしても払い戻しの手間もそのための手数料もいらないのだ。そんなサービスは新幹線にはない。
なお、このサービスは個人用のクレジットカードにはないので御注意を。
4)便数が10年前の2倍以上増えた(多分)。新幹線にはまだ劣るが、それでも30分に一本は確実に飛んでいる。今年の3月からスカイマーク・エアラインも東京=関空に4往復就航予定でますます便利に。
5)ステータスのあるクレジットカード(ゴールドカードとかダイナースとか)を持っていれば空港のラウンジが利用できる。フリードリンクでインターネットも使え、時間潰しにぴったり。
新幹線にはそんなラウンジはない。
6)飛行機内では、飲み物サービスがあるだけでなく、CA(乗務員)に頼めば、食べ物とか飴とか薬とか新聞とか、とにかく様々なものを持ってきてくれる。殆どの人は知らないだろうが、私は時々「?ありますか」などと言って何が搭載されているのかチェックしているぐらい。
総じて、飛行機の方がサービスがよく、丁寧。
チケット窓口の応対も、どちらが優れているか一目瞭然だろう。
飛行機の欠点というと、やはり落ちたら悲惨ということにつきる。
そのためのハードな持ち物チェックとか、危険物検査は甘受しないといけない。
それと空港はたいてい不便な場所にあること。
だからアクセスにおいては、文句なく新幹線の勝ち。
しかし、それを補ってあまりあるのが、空港のサービス施設である。
椅子だって、定員以上にあるし、豪華な薄型テレビがあちこちにおいてある。
新幹線なんて、本当、何もない。
しかも、のぞみがメインになってから回数券の販売も限定しているし、料金も値上げされている。
何が悲しくて新幹線に乗らないといけないのだ。
ま、そういうわけで、私は飛行機を専ら利用するようになったんですね。
飛んでいる時間も40分ぐらいだし、途中の停車駅などもないし、音楽や落語は聞き放題だし、機内誌は常備しているし、やはり今も飛行機の方が新幹線よりステータスが上という感じはありますね、安部邦雄