TBSの報道特集で自衛隊の訓練や装備等を特集していた。
見ながら、一体これは何の為の訓練だろうと考えた。
潜水艦を発見して、撃沈させる訓練なんて、一体どこで使うつもりだろう。
アメリカの潜水艦と戦うつもりなのだろうか。
中国や北朝鮮が、有効な潜水艦を持っているなんて話は、あまり聞いたことがない。
あるとするなら、ロシアだが、さてロシアとまだ戦う準備を我々はしているべきなのか。
有事だなんだかんだと政府は言うが、有事の具体的なことを国民に教えるつもりはないのだろうか。
どうも、何となく怖いでしょ、だから自衛隊も必要だし、有事立法も必要だよと言っているだけのような気がする。
政府は具体的なことを国民に教える必要はないと考えているのかもしれない。
大体、昔から日本のgovermentは「寄らしむべし、知らしむべからず」が原則のようだ。
「そんなこと、お前等知らんでもええ。わしらがうまいことやっといたるから、おとなしく従ごうたらええんや。」
税金をちゃんと払い、国民の義務さえ果たしておれば、国は適当にお前を守ってやるから、心配するなと言いたいのだろう。
恐ろしいことに、それでいい、と思う人もたくさんいるのだ。
お上のやることには、逆らってはいけないということらしい。
お上の言うことをそのまま聞いていて、戦争でぼろぼろにされたのが日本人ではなかったか。
お上の言うことに従って、バブル経済に突入し、あげくは経済ぼろぼろになったのではなかったか。
今の政府を信頼する方がどうかしている。
政府が私達を代表して、立派な政策を実現するなんて誰が思えよう。
狂牛病(BSE)への対応しかり、諫早干拓の自己矛盾しかり、過疎地を結ぶ高速道路しかり、飛行機の飛んで来ない飛行場計画しかり。
こんな連中に新しいリスクのあることなど任せておいてよいのだろうか。
自衛隊をこんな連中にハンドリングさせてよいもんだろうか。
昨日も言ったが、警察ならまだ彼等が何をしかねないか、は推測できる。
まだ、少しは国民のコントロールが効きそうな気がする。
海上保安庁しかり、彼らが北朝鮮と勝手に戦争を始めることはまず考えられない。
自衛隊なんて、何をするかわからないよ、本当に。
一時が万事とよく言うように、中国領事館の茶番劇を見ても、いかに日本のシステムがおそまつか、わかりそうなものだと思うけどなあ。
自衛隊は命令があればそれが国民を害することであっても、冷徹に命令を実行する装置なのだ、またそうでなければ軍隊は戦いに勝つことはできない、軍隊が出て来たら、そこには悲劇が生まれるのは自明なのに、きれいごとですませるなよ、小泉首相、安部邦雄