東中野の松屋に行く。
こういう店は滅多に行かないが、牛めし250円セール中とかで話の種に寄ってみた。
牛めしだけでは申し訳ないので、ついでにキムチの食券も買う。
それでも330円。
奥の席に座り、さて食べようと思って一口二口食べていると、手から丼がすべり落ち、あろうことか上下さかさまになって、私の目の前のテーブルの上に落ちた。
具のほとんどは、そのまま足もとに落下し、私は茫然自失。
お店の人は、あわてて始末をしてくれたのだが、それを手伝いながら、どうしてこんなことにと自問自答。
丼が倒れぐらいならわかるのだが、180度回転する意味がわからない。
そんな回転を私は丼に対して与えたのだろうか。
「ごめんなさいね。」と店の人に謝っていると、店のチーフらしき方が、もう一杯作ってくれて、「はい、どうぞ」と言ってくれた。
「申し訳ないですね。」と言いながら、その善意を受け取る私。
でも、もはや味も何もわからない。
横で、相変わらずお店の女の子が始末をしてくれている。
手伝いたい気持ちもあるのだが、客がそれをやるのもかえって迷惑と思い、ひたすら牛めしをいただいた。
やっぱり、年なのか。
握力が落ちたのか、時々力が抜けるのか。
昨年、手を骨折した時も、はっと気づいたら階段から落ち、気づいたら血だらけになっていた。
自分に自信をなくす。
ただ情けない。