今日は衆議院選挙の投票日。
国民の義務と思って、朝から近くの小学校へ。
いつもの投票所っていう雰囲気。
校門の前にある家の壁に、石原のぶてるのポスターが二枚も張ってあった。
これ、公選法違反では?
ちょっと確信犯的な印象だった。
やはり、誰か注意されるのかな?
でも、注意で済むなら、みんなやるのでは。
公職選挙法って、しょっちゅう改正されるから素人にはよくわからん。
選挙に慣れた人がいないと、まず立候補したら大変だろうな。
さて、今回の話題は何と言ってもマニフェスト。
自民党は一部の若手を除いて、マニフェストという言葉を使うことを嫌っているようだが。
小泉さんは政権公約だ、と主張していた。
でも、それだと、又、これぐらいの公約違反は大したことはないといいかねないけど。
ま、マニフェストだって、ちょっとぐらい違ってもいいじゃないかと言いそうな気もするが。
新聞の表記が面白い。
読売新聞は、徹底して政権公約(マニフェスト)と書いている。
マニフェストだけをクローズアップするようなことはしない。自民党と同じ発想なのだろう。
マニフェストと書けば、得するのは民主党だと思っているようだ。
産経は、他の新聞と同じ、マニフェスト(政権公約)と書いている。
読売ほど、親自民じゃなくなったのかな。
このマニフェスト、単なる流行語として消えてしまうかどうか、次回の参議院選が注目されるところである。
ところで、ある論調に、マニフェストは共産党宣言のことだ。
民主党の左翼らしさが良く表われていると書かれていた。
しかし、全共闘世代のはしくれである私の記憶では、共産党宣言をマニフェストと呼んだことなど一度もないはずだ。
共産党宣言は、共産党宣言で充分かっこよかった。
「一つの妖怪がヨーロッパを徘徊(はいかい)している。共産主義という妖怪が。」
当時の学生なら、読んだことがない、なんてのは少数派だった。
「資本論」は無理でも、共産党宣言なんか薄っぺらい本だ。
無理すれば1日で読めてしまう。
だが、繰り返すが、それをマニフェストなんて誰も呼んでいない。
ほとんどの日本人にとって、共産党宣言は共産党宣言なのである。
断じて、マニフェストなどというものではない。
やはり、私の感覚では、マニフェストは単なる「宣言」とか「誓約」ぐらいの意味しか感じられない。
だから、イギリスの労働党が使い、政権を獲得する手段に使ったのだと思う。
で、今回のマニフェスト選挙。
言うほど、何か新しいことがあったろうか。
かみあっていなかった、というのが正直なところであろう。
唯一、夢を感じたのは、「高速道路無料化」。
できる、できないではなく、何か閉塞感が少し切り開かれるような、明るい気分になれたのは確かだ。
猪瀬直樹さんに言いたい。
道路公団民営化は、もういいよ。
高速道路が無料になるよう、考え直してよ。
大阪にある名阪国道だって、新御堂筋だって、泉北1号線だって、高速で走れてただじゃないか。(今は知らんけど)
そういえば、東京にはただで走れる高速って少ない。
だから、高速をただにするなんて話をすると、非現実的だなんて言うのかもしれない。
大阪人なら、ただの高速なんて当たり前でしょう。
違う?
さて、まもなく開票が始まる。
ホントに、高速が無料になれば嬉しいんだけどなあ。
マックビジョンが廃止されるように、ね。
小泉さん、選挙に勝ったら、一部の高速(特にアクアライン)を無料にするって言ってくれないかな、安部邦雄