家の近くにあった大和銀行の支店が消えた。
これで、ここ1?2年でなくなった近くの銀行は、さくら銀行、三和銀行と合わせて3つになる。
大した町でもないのに、銀行が多過ぎたということなのかもしれない。
私がメインにしていたのは住友銀行(現三井住友銀行)だったため、近くで現金を下ろすのはいつも隣町の出張所(CDのみ)まで車で行っていた。
さくら銀行が住友と合併するので、多少は便利になると思ったとたん、さくら銀行は支店閉鎖。
出張所も残さなかった。
しかたがないので、隣町の出張所に行くと、こちらも突然閉鎖。もぬけの殻状態だった。
そうそう、am/pmが三井住友銀行のCDを置いてサービスを開始すると言っていたなあと思い出し、近くのam/pmまで行くと、何とこちらも店ごと消えていた。
テナント募集の貼り紙が風に揺れていた。
頼みのファミリー・マートも先日から一律に手数料をとるようになりはじめた。何故、一々自分の金を引き出すのに105円も払わなあかんねん。
銀行の後には、「BOOK OFF」(まもなく開店)「ローソン」「日興證券」が営業している。
第一勧銀だけは、宝くじを売っている為か撤退の動きはない。
独占販売を禁止するとか言う話があったはずだが、立ち消えになったのだろうか?
あの事件は何だったんだろう?(映画「金融腐蝕列島 呪縛」で取り上げられていましたね)
偉いさんが首釣ったからすべて許そうというわけか?
日本ではハラキリはすべてに優先するんですね、21世紀になっても。
銀行って、結局今まで何の為にここに支店を置いていたのだろう。
庶民から預金を集める為?
借りてくれる人が一杯いたから資金需要が大きかったということか。
今は、庶民から金を集めなくても、日銀がいくらでも金をただ同然で貸してくれる。
前ほど借りる人もいない。(いや、貸したい人がいないというべきか。金に困っている人はいくらでもいるのだから。)
庶民の諸君、あんたらの金はもういらんねん!て、ことなわけね。
せいぜい、金を振り込んだり公共料金を払ってもらって、せこく手数料商売でもするか、ということなのか。
インターネットなんて、口先では活用するみたいなことをいっているが、どうみてもほとんどの銀行はかけ声ほど熱心ではない。
そんな革命的な変化を銀行マンは望んでいないのだろう。
第一、ほとんどの銀行マンはインターネット時代に仕事なんかなくなりかねないのだから。
今まで身につけたスキルもあまり通用しなくなるはずだ。
有能な営業マンだったら、他の業界へ行った方が使い物になりそう。
ただ、まだ給与が高い為に転職するインセンティブがないのだろうなあ。
後は、郵便局だが、こちらはどうなるのだろう。
考えたら、郵便業務を独占さえしていなければ、あまり郵便局に行くこともないような気がする。
電話で呼んだら、収集に来てくれればいい。
ポストなんて、もう要らんのではないか?
郵便局の民営化もいいけど、そんな業務自体も再編成して、別の産業に組み換えてはどうだろう。
現状を残すことが優先される時代はもう終わりだ。
残したければ、変える。
イチローじゃないが、変わらなきゃも変わらなきゃということが正解なのかもしれないなあ。
ううん、厄介な時代じゃのう。
私って変わりました?安部邦雄