中央道を車で走っていると、府中あたりで必ず歌ってしまうのが、ユーミンの「中央フリーウェイ」。
♪中央フリーウェイ
右に見える競馬場 左はビール工場
この道は まるで滑走路 夜空に続く
この詩は、実に見事に中央道を描いているなといつも感心してしまう。
この歌を最初に耳にしたのは、ハイファイセットだったので、ユーミンのバージョンを聞いたのはもっと後だったが、今では立派にユーミンの曲として認知するようになった。
(そういえば、「卒業写真」もハイファイセットの方が先だったなあ)
東京に来てから13年、中央高速沿いに住んでいるのでどうしてもよく利用するようになってから、何度も口をついて出る「中央フリーウェイ」だ。
でも、ある人が指摘していた。
中央道は立派な有料の高速道路だ。
アメリカのようなフリーウェイ(つまり只の道)ではない。
この歌は中央道の沿線を歌に読み込んでいるが、架空の道路と認識すべきだ、と主張されていた。
ごもっともでございます。
しかし、確かに中央道を八王子の方向に走っていると、調布を過ぎてしばらくすると、右手に府中の東京競馬場が見えてくる。
本当はわき見運転は危ないのだが、開催日だったりするとつい見てしまう。
スタンドはたいてい超満員。
G1になると10万人集めてしまうというのだから凄い話だ。(W杯だって、5万人前後というのに)
地方に行くと、10万人の住民がすんでいる都市なんてそうはない。
ま、それはいいか。
しばらく走ると左にサントリーのビール工場。
見学に行くと、生ビールを飲ませてくれるというので、いつか行きたいと思うのだが、車で行くわけにいかず、今だ一度も訪れていない。
そしてまっすぐの道。
まるで滑走路、夜空に続く・・・
でも、私はこの情景は名神高速道路の大阪から天王山へ向かう道の方がこの表現に相応しいと思うのだが。
山の上に向かって、ぐうーんとそっているという感じ、そこに車の赤いライトが誘導灯のようにつながっている。
スピードをあげれば、このまま空へ舞い上がる。
そんな錯覚に陥る道だと思うのだが。
中央道のいいところ。
八王子を越えて、山梨県に入ればあっという間に田舎になることだ。
こんなところに誰が住むのだろう、という風景が続く。
他の高速道は行けども行けども都会が現れるという感じなのだ。
30分走れば、もう田舎(自然)。
中央フリーウェイの歌詞に入れてほしいと思うぐらいである。
ま、恋人たちが車に乗って愛を語らっているのに、もう田舎というのはやっぱりないかもね。
そういうことで、又もどうってことない話題でお茶を濁してしまいました。
ハイファイセットって、赤い鳥から別れたグループだけど、ヴォーカルの山本潤子さん、ああいうフォークぽいものって違和感があって馴染めなかったとか、ふ?ん、そうだったんだあ?前のW杯の時に「翼を下さい」が応援歌に使われていたのがちょっと懐かしい、安部邦雄