今日は、大学の同窓会があった。
昭和44年(1969年)入学の同期生ばかり16人が集まった。
同期生は80人、すでに死亡したのが2人だそうである。
前に、高校時代の同窓会の話を書いたと思うが、その時の感想とは全く違うものを感じた。
誰もが、ずっと前向きだった。
もう、俺はおしまい、後は余生を楽しく暮らすだけと言う仲間は少なかった。
みんな、まだ夢を見ていた。
この違いは何なのだろう。
特に女性の連中はすごかった。
みんな、何らかの仕事を持ちながら、家庭生活を大切にしていた。
一人は、家庭裁判所の事務官、何と彼女の書いた作品が、NHKでドラマ化されたんだそうだ。(上川達也と麻生祐未の出ていた作品)
なかなか面白かった作品で、今日のその話を聞いて正直驚いた。
一番、短いスカートをはいていた、おてんば娘だった彼女がである。
他にも、文学部出身にもかかわらず、一人は税理士、一人は司法書士になっていた人がいた。
自分の事務所を経営しているというから、二度驚き。
後は、湘南で英会話教室経営とか、イギリスに15年間いて、今は日本で教師をしているとか、とにかくユニークという言葉がぴったりの人生を生きてきた女性ばかり。
確かに、昭和44年 、東大入試中止の試練を乗り越えてきた女性達は、それだけ他の世代よりもたくましかったということかもしれない。
話しながら、ここには過去だけがあるのではなかった。
現在も未来もある。
同窓会は、大体後ろ向きな雰囲気になってしまうものだが、今日はとてもさわやかなものを感じて、楽しかった。
世の中を斜にかまえて見ている私が言うんだから、相当のものである。
ということで、少々深酒もしてしまったため、今日の更新はあまり内容がないかもしれない。
お許しあれ、でも、本当に有意義な30年ぶりの再会だったので、私はとてもハッピー、なんですよ?だ。
女性が元気だと,私も元気をもらえます、やはり、男にとって女性が元気なことほど自分を鼓舞してくれるものはない、とつくづく実感した、安部邦雄