年賀状はまだまだ風習としては根強いものがあるが、暑中見舞いは確かに相当の割合でやりとりされなくなっているようだ。
何故だろうと思っていたりするのだが、結局暑中見舞いにはオルタナティブがあるからではないだろうか。
去年ぐらいから、Webを使った暑中見舞いが増えはじめたような気がするのだ。
まず、Web暑中見舞いのサービス会社からメールが入る。
誰某さんから、暑中見舞いが届いてますよ、サイトまでお越し下さいという内容だ。
サイトまで行くと、私宛の暑中見舞い状が届いていて、簡単に見られるというシステム。
返事を出したければ、そのサイトにあるソフトやデザインを使ってこれまた簡単に暑中見舞いが作れる。
送信して終り。
葉書を使った暑中見舞いの邪魔くささと較べてこの安易さはどうだろう。
てなわけで、私もこれからいつもメールを交換している人たちに失礼のない程度に暑中見舞いを送ろうと考えている。
どういうわけか、今年はヤフーのサイトものを受け取ることが多いが、私はいつも楽天を使っているので、今年も楽天グリーティングサービスを使うことにしようかな。
とはいえこれは暑中見舞いだけの話、年賀状に関しては、このやり方はオルタナティブになっていないといわざるを得ない。
年賀状は暑中見舞いより厳粛なものなのだろう。
日本人としての、神への信仰心(これを信仰心と呼べるかどうか)が、安易なメールという形式を拒否しそうな気がするのだ。
だから、私は年賀状だけは、自分で書くことにしている。
印刷して終わりというのは、どうも肯定出来ない古い私である。
我ながら、面白いなあと思う今日この頃である。
ま、短いけれど都合により今日の更新はこれぐらいで。
又明日を御期待下さい。
まだインターネットの環境にいない人が、半分はいそうだ、(もっといるかも)。本当は関係者には全員にネット見舞いぐらいは出したいと思うのだが、そんな日はいつ来るのだろうか?安部邦雄