最近、インターネット関連であまり面白い話題がない。
画期的なシステムがスタートという話よりも、華々しくスタートしたシステムが暗礁に乗り上げて四苦八苦という話題ばかりだ。
WinMXなんて、とても面白いソフトだが、音楽著作権者からは目の敵だし、ナップスターはかっての栄光はないし、ブロードバンド時代到来などと煽る割には、コンテンツの展開にこれといったものがない。
ダムはどんどん作られるけど、水の需要はほとんどないというのと同じ状況だ。
e-Japan構想も、結局無駄な公共事業と同じような金の使われ方しているようだし、インターネットもしばらく中だるみという印象がぬぐえない。
おかげでというか、私自体の限界というか、これといった新しい指針をインターネットの世界において示せなくなっている。
e-commerceも着実に進んでいるのだろうが、私の周囲にはそれらしいものは感じられないし、テレビでこれからのネットの時代はセキュリティが肝心だなどと言っているが、そんなセキュリティを確保しないといけないような使い方しているの?とツッコミを入れたくなるばかりだし。
何が足りないのだろう?
ずばり、パラダイムの変換が計られていないからではないか。
ビジネス業界がITを使ってやっているのは、従来やっていたことの置き換えで精一杯のようだし、しっかりとユーザーのいるゲーム業界は、ハッキリ行ってこれ以上の革新は考えられないようだ。
まさしく、IT業界の中だるみである。
ラジオやテレビ、音楽業界、マスコミ業界、どこもインターネットがこれ以上発展することを阻害する方向にしか動いていない。
インターネットは補助手段でいい、インターネットなんかに主役の座は渡さない!
そんな強い抵抗心が渦巻いている。
ほら、私達はこんなに便利にインターネットを使っていますと言うふりをしているが、インターネットのこれ以上の普及は脅威でしかないはずだ。
山水館の富士真奈美(たとえが古くて恐縮)ではないが、「インターネットよ、おみゃあの好きにはさせにゃあだ。」という激しい憎悪を感じたりする。
しかし、インターネットの申し子を自認する私はこう言い返したい。
「インターネットは、あての命だす。」
あ?あ、こんな話で自分を慰めているようでは、当分中だるみも終りそうにないなあ。
道理で最近、インターネット私見を発行しないはずだわ。
でも、そろそろインターネット私見を発行しないと忘れられそう、この頃あの変なメール来ないね、と又言われてしまったし、安部邦雄(変なメールとは何という言い草!)