まもなくお盆休み。
正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言う。
通称お盆である。
お盆というのは、いつからいつまでか御存じだろうか。
関東は7月、関西は8月の13日?16日と言われているが、東京に来て14年、7月にそんな風習があると実感したことはない。
地の人はどこぞでやっているのだろう。
私の家では、このあたりの風習がクリアである。
まず、お盆の少し前に墓参り。(ついでに墓掃除)
13日に迎え火を焚いて御先祖さま(誰やねん?)を迎える。
外で線香をつけ、そのまま仏壇に供えてお迎え終り。
お供え品が、机の上にずらりと並べてある。
西瓜、ぶどう、バナナに桃。後は菓子類(和菓子含む)が重ねて置かれていたりする。
16日には、送り火を焚いて御先祖さまをお見送り。
後は、お供えをみんなでお下がりとして頂戴する。
これでお盆の行事終了である。
送り火の象徴は、京都の五山の送り火(大文字焼きと言うと、大抵文句が返ってくる)だろう。
化野(あだしの)念仏寺の千灯供養、春日大社の万灯籠と並び称される、妖艶な火の行事。
原始から続くアニミズムの伝統に、思わず頭を垂れるひとときである。
で、これに合わせて、いつの間にかお盆休みというのが定着した。
昔は薮入りといって、正月とお盆しか休みがなかった名残りなのだろうが、戦後の集団就職をきっかけに、大挙して田舎に里帰りする期間へと変ぼうして行った。
今や、年3回の長期休暇(正月、GW、そしてお盆)の1つ。
子供の夏休みが絡むから、当分この行事もすたれそうにない。
でもね、確かに私の実家はまだ母が健在だから、お盆の行事も続いているけど、どうなんだろ、その行事を果たして私達が継ぐだろうか?
あ、しまった12時すぎた。
早く帰らないと、魔法がとける、、、、って、俺はシンデレラか。
すんまへん、今日はそういうことで結論がありませんが、又明日、安部邦雄