暦の上では、今日から秋だそうです。
暑さ真っ盛りの日々、どこにも秋の気配等ありません。
小さい秋すら見つからない。
何故、こんな日を立秋などと呼ぶのでしょうか。
陰暦(旧暦)では、今日ぐらいから秋らしくなるのでしょう、きっと。
お盆の時でも書きましたが、旧暦で考えるとお盆は7月(関東はそうですね)ですが、これを新暦に直すとほぼ8月になるわけです。
旧暦を新暦に置き換えると、ほぼ1ヶ月ぐらい遅れることになるのですね。
東北の七夕もそうですね。
仙台では、1ヶ月遅れで織姫が彦星(牽牛)のところに通います。
地域によって通う日が違うので織姫さんは大変ですね。
え?今日は仙台の七夕。
しかたないわね、じゃ、広瀬川の上の天の川でもちょっと渡ってくるわね。
ひこぼしさ?ん?
何かわかったようなわからないような話だなあ。
ちょっと気づいたのだが、日本の伝統で行くと男が女の元に通うのが普通ですよね。
でも、この話は女が男の元に通うのです。
つまり父系社会なわけですね。
元々は中国の話でしたから、中国は日本のような母系社会ではなく、父系社会というわけなのでしょうか。
そう言えば、中国は結婚しても姓は変わらなかったですね。
韓国も同じです。
どちらも、強固な父系社会というわけなのでしょう。
閑話休題
1月遅れというと、正月なんかも典型的ですね。
中華街とかは、日本でも旧正月(ほぼ2月)で祝っています。
ただ、旧正月なんて言われても、日本人である私は、どう振る舞っていいのか見当もつきませんが。
でも、年越し(節分、次の日は立春)という行事もまだあるみたいだから、これも1ヶ月遅れで年を越している(つまり正月)というわけでしょう。
だけど、旧正月と節分(立春)を同じように扱わないのは何故なんでしょうね。
立秋を過ぎると、そろそろツクツクホーシがなく季節です。
まだまだ暑さが続きますが、生物の世界では少しずつ秋に向かって進んでいるのも事実のようです。
今日、早速残暑見舞いのメールが送られて来た、そう、立秋を過ぎると暑中見舞いは出してはいけないのです、なかなか世界の人々が理解出来ない風習のひとつでしょうね、安部邦雄