空港に行ったついでに飛行機を見ていたという話をしたが、帰りに土産物店なども覗いてみた。
おっと思ったのが、松茸の売り場。
2000円と5000円、10000円と15000円のセットが並んでいた。
どこから運んできたのか知らないが、すべて北朝鮮の松茸だった。
もちろん、形も色も日本のそれと全く同じ。
「よかったら、こちらの見本で香りも試してください。」と言われたので、鼻に近づけてみると、確かに松茸特有の香りがほんわかとする。
うーん、5000円のでいいからワンセット買おうかなと心が揺らいだ。
黙考すること1分間。
結局、買うのをやめた。
やはり北朝鮮というのがどうもひっかかる。
2,3日前のニュースに、北朝鮮の松茸から鉄の棒が出てきたなんてのもあったし、商品に問題があっても弁償してくれそうにないと思うからだ。
まもなく、小泉首相が北朝鮮を訪問するが、私もほとんどの人と同じ要望を持っている。
変な約束事するなら、何もしないで帰って来てほしい。
拉致された日本人を戻させることも大事だが、そのために余計な約束しないといけないのなら、例え非礼であろうと席立って帰ってきてほしい。
残念ながら、今の北朝鮮を無条件で信用しろというのは無理だというのが偽らざるところである。
それでも、状況が少しでもよくなりそうな感触が得られるなら、ある程度の妥協は許されるかもしれない。
そのあたりの判断は、なかなか難しそうだが。
北朝鮮という呼び方も本当はよくないのかもしれない。
南は大韓民国、略して韓国なのだが、北朝鮮というのはあまり良い略でもない。
もう少し、誰もが納得できるような国の呼び方、ないものなのだろうか。
北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国、なんていい方をニュースで繰り返すのってそろそろやめにすべきだと私は思うのだが。
さて、松茸の話が飛んでしまった。
昨年の今ごろのこの欄でも、おそらく松茸の話をしたと思うのだが、どんな話をしたかすぐには思い出せない。
確か、松茸を嫌というほど食べる会を催した話だったと思う。
今年、久しぶりに又、体中が松茸くさくなるほど食べる会を主催してみようかな、カナダ産の白い松茸でもかまわないから。
ただ、いつも思うのだが、松茸なんてそれ自体さほどうまいものではない。
なんと言っても香り、そして、その歯ごたえだろう。
私の一番好きな松茸料理は、松茸のすき焼き。
太い松茸を分厚くスライスして、すき鍋にずらーと並べ、醤油と砂糖で甘辛く味付けする。
東京だったら、別に割り下を使ってもいい。
それに、松阪牛をからめると、これは本当にこたえられない。
松茸の茎を噛み締めると、ジューと汁がしみ出して来る、うー、うまい。
松茸ごはんとか土瓶蒸しなんてのもあるが、あんまり感動しない。
焼き松茸も、そんなにうまいとは思えないし、天ぷらなんかにされたりしようものなら、おまえ、松茸を殺す気か!と怒鳴りつけたくなる。(とっくに死んでいるけど)
ところで、さっきから気に入らないことがある。
私は、松茸は関西人だから「まったけ」と読むので、どうしてもこの原稿を書くときにも「まったけ」と打ち込んでしまう。
すると「まったけ」はマッタケとしかでない。
「まつたけ」と打たないと松茸は出ないのだ。
気分悪い、実に気分悪い。
もっと関西風の言葉にも対応しろ、ばかワープロめ。
この原稿は一太郎で書いている。
四国の会社ならそれぐらい気をまわせ!と言いたくなる。
せめて「まったけ」ぐらい何とかしろとイライラするのだ。
ホンマめっちゃ、腹立つやんかいさ。
メールを書くときにもよう思うわ、メールは電話と同じ屋年から、大阪弁でもスムーズに変換浅海、わけの和歌欄時に変換するのは屋面会、何か異端の課輪から変やないか,ええ加減似せ絵、安部邦雄