昨日、最近の音楽はアメリカのものも日本のものも皆同じに聞こえるため、ほとんど聞く気がしないと書いた。
すると、あるテレビで年をとったら古い曲ばかり歌うのではなく、どんどん新しい歌を覚えなさいという話をされている医者がいた。
脳細胞は年をとるとどんどん死んで行くが、新しいことを毎日少しでも覚えるようにしないと、そのスピードがますます早くなるというようなことだったと思う。
その為には、音楽を覚えるのが一番いいそうだ。
歌詞を覚え、メロディを覚え、リズムを覚える。
なるほど、右脳も左脳も運動野も全部使うために確かに脳全体が活性化しそうな気がする。
古い歌でごまかしてしまうのは、脳が怠けている証拠なのかもしれない。
そうか、仕方がないので、元ちとせのCD買って、全部覚えてみようかな。
やっぱり浜崎とか、BOAとかはちょっと買うには抵抗があるなあ。
そうなんです、私もやはりアンチCCCDなのです。
一度、この欄できっちりとCCCDに対する意見を書かないといけないなあと思っているのだが、業界の一員でもある私は不用意なことをかけない。
唯一言えるのが、CCCDはパソコンユーザーを敵にまわしただけだということかな。
segawaxは、CCCDというまがい物を発売する側が問われているのは、そのatittude(姿勢)だというようなことを言っていた。
うん、この視点はなかなかのものです。
atittudeもキーワードの中の1つに書き加えることにしよう。
閑話休題。
音楽療法(music therapy)という精神療法もあるくらいだから、音楽が心に与える影響というのは無視出来ないものであることは確かだ。
特に、ただ聞くだけではなしに、声に出して歌ってみることが大事。
脳と運動神経が感応しあうことが、結局精神的なストレスをやわらげるのだ。
カラオケなんていうのは、一番よい。
若い人がカラオケを歌うのはそれはそれでよいが、一番歌ってほしいのはお年寄りだ。
中年以上のオッサンでもいい。
何かストレスが溜って来たなと思ったら、歌いに行くことだ。
昔なら、歌声喫茶なんてのもあった。
皆で歌うもよし、ひとりで歌うもよし。
ただ、知っている曲を歌うだけが能ではない。
知らない曲をそこで教えてもらうのが更に良いのだ。
歌声喫茶なんて、そういえば、新しい歌も教えてくれた。
これも昔の話だが、ユースホステルに行くと、夜のミーティングでは、たいてい御当地ソングというのを教えられたりした。
今はほとんど忘れてしまったが、何かの拍子にその曲を聞いたりすると、ああ、これはどこかのユースで教えてもらったなあと思い出したりするものだ。
毎日、一曲新しい歌を覚えよう、そして大きな声で歌ってみよう。
確かに、これは脳にはとても良さそうだ。
しかしなあ、覚えると言っても、毎日一曲はどうだろう。
ちょっと自信はないけど、今日ぐらいからちょっとやってみようかな。
立山黒部への旅行の時、宿で夜はカラオケ大会だった、1時間5000円もとられたけど、ストレス解消で気持ちがよかった、温泉につかって熟睡、やはり旅はこうでなくっちゃ、安部邦雄