「サタデイ・ナイトフィーバー」といえば、ジョン・トラボルタの出世作で、全編ビージーズのヒット曲が流れていた映画。
コーラスグループとしてのビージーズがいきなりロック・グループ(?)に変身するきっかけになった映画でもある。
流れ的には、「アメリカン・グラフィティ」路線の延長にあったんだろう。
青春、音楽、ダンス、若者文化がスクリーン全体にはじけていたという印象だった。
で、「サタデイ・ナイトフィーバー」のまるで黒人バージョンという形で出て来たのが、表題の「サンクス・ゴッド・イッツ・フライデー」という映画だ。
コモドアーズとかドナ・サマーが出演して歌っていたような記憶があるのだが、詳しいことはほとんど覚えていない。
日本ではビデオにもなっていないようだから、ほとんどの人は知らないというか、記憶に残らないような扱いしか受けなかったのだろうな。
そりゃ、「サタデー・ナイト・フィーバー」が大当たりしたから、印象うすくてあたりまえ。
というわけで、今日は金曜日。
金曜日の夜は、別名「花金」と呼びました。(勿論、今では死語ですが)
サンクス・ゴッド・イッツ・フライデーという言い方も、そういうニュアンスがある慣用句なのでしょう。
サンクス・ゴッドといっても別に神様に感謝しているわけではなくて、「イヤッホー、今日は金曜日だぜー!」ぐらいの意味でしょう。
会社でゴタゴタがあろうと、好きなあの子にふられようと、とにもかくにも今日は金曜日だ。
明日は土曜日、一日休み。
飲んで騒いで大いに盛り上がろうぜ。
前向きに生きようというメッセージでもある。
過ぎてしまった一週間はもう忘れ、新しい一週間にかけてみよう。
「明日があるさ、明日がある」というフレーズと同じような意味ともいえる。
今日の金曜日は、あいにく雨まじりの夜になっているが、それでもちょっとどこかのライブバーでも行って、お気に入りのシンガーの歌を聞きに行くもよしかな。
そういえば、ある女性からインビテーションが来ていたなあ。
10時スタートと書いてあったし、そろそろこの更新を書き終えて、代々木を後にすることにしようかな。
仕事はどうするの?
いいさ、何てたって、今日は金曜日なのだから。
明日は明日の風が吹く、ともいうしね。
あれ、インビテーションに場所が書いてないや、渋谷って言っても広すぎるけど、これで見つけることできるのかな、ま、いいか、後は野となれ山となれ、安部邦雄