またもや訂正から入る。
いくら酔っぱらっていたとはいえ、間違えるにもほどがあるそうだ。
「犬は粗末にするな」ではない。
「火は粗末にするな」が正しい。
達筆な字なので、犬と火を間違えた。
確かに、犬を粗末にするなじゃ、どう解釈していいのかわからない。
元禄時代の「生類憐みの令」かと思ってしまった。
火を粗略に扱ってはいけないということかな。
それとも火の種は大切だから、ちゃんとお守りをしろということかも。
昔は、火を守ることが主婦の務めでもあったのだ。
今は、火なんか簡単に手に入るので、どうも粗末にし過ぎているような気がする。
昔はお九度はんとかへっついさん(関東でいう竈のこと)とか言って、信仰の対象にもなったと聞く。
ま、そういうことで、猫も粗末にしないようにしてあげて下さい。
ところで今日は天皇誕生日。
今の天皇になってから14回目の天皇誕生日なのだが、相変わらずピンとこない祝日である。
天皇誕生日といえば、未だに私の中では4月29日。
それだけ、昭和天皇が偉大であったということか、それとも単純に私がそれだけ歳をとっているからなのか。
で、今年は三連休の最後の日になっている。
数えてみると、三連休は今年8回あった。
法律が変わって、いくつかの祭日が第何週目の月曜日というふうに変わったからである。(成人の日とか敬老の日とか)
三連休にするのは、休みが増えると人は色んなところに出かけて消費額が増えるからなんて言われたりしていた。
実際はどうか。
三連休がそれにどれだけ貢献したのかよくわからない。
休日を増やしたからといって、自動的に消費が増えるわけでもなさそうな気がするのだが。
消費が上向いている時に、三連休は触媒的な役目をするのではないだろうか。
触媒は触媒だけでは何もできない。
二酸化マンガンが酸素を作るわけではないのだ。
三連休、私は実はもてあましている。
これなら週のまん中が休みの方が、精神的にひと息つけていいのではないか。
三連休で旅行するといっても、値段がいつもの倍するのだ。
そんな金を使うより、適当に休みをとって安い時に行った方が合理的ではないか。
どうも三連休はやめた方がいいと思うのだが、巷ではあまりそんな話を聞かない。
何か基準が官庁とか、大企業を基本にしているからではないだろうか。
中小企業的にいえば、別に三連休等なくってもいいのでは。
自分の好きな時に休むというライフスタイルを、そろそろ日本も考えてもいいのではと提言したくなる、今日の私である。
休みの日に、ひとり出社して地味な作業をしていると、こんな気持ちになるのかもしれない、家来どもはやっぱり三連休が好きかもしれないね、安部邦雄