フロムスリーのサイトに安部邦雄全仕事というのがある。
2年前にホームページをリニューアルした頃は、毎日のようにデータを足していたのだが、最近はさっぱり。
この欄を埋めるのに精一杯でなかなかそちらまで手が回らないというところか。
落ち着いたら、少しずつ足していこうとは思うがいつになることやら。
ところで、この全仕事の中でも言っている事なのだが、私はタイトルをつけるのが得意であり、センスもいいと思っている。
全仕事の中で触れた「ポールモーリア・ポピュレール」というのも大変気に言っているが、その他にも「フルメタル克也ランド」というのもある。
キューブリックの「フルメタル・ジャケット」の応用なのだが、音楽を語らせれば無敵の小林克也のイメージを凝縮できたと思っている。
よく似たタイトルに「コータローのアイドルランド」というのもあったが、こちらは軟派ぽくて余り好きではない。(コータローは山本コータロー氏)
他にも「デーモン小暮のロック夏季講座」という特番があったが、これもまあまあインパクトがあったと記憶している。
自分がつけたタイトルを自画自賛していても空しいので、一般的に好きなタイトルを述べる。(自分のことは安部邦雄全仕事で書く事にしよう。)
「話の泉」というのを知っているだろうか。
子供の頃に聞いたNHKのラジオ番組なのだが、その頃でも良いタイトルだな、と思った。
短いタイトルで番組の内容を見事に言い表わしている好例だ。
最近では、「ラジオ深夜便」もいい。
クロネコヤマトの宅急便という言葉から連想されている雰囲気もいい。(?便というのを人口に膾炙したのは、まぎれもなく宅急便のおかげだろう)
テレビのタイトルでは「遠くへいきたい」がいい。
今も、このメロディを聞く度にどこかへ旅行に行きたくなる。
「ディスカバー・ジャパン」の成功ゆえの連想かもしれないが。
ついでに今日のラテ欄を見てみたのだが、即物的なタイトルだらけ。
センスがないとまでは言うつもりはないが、「おっ、やるな」という驚きがない。
視聴率はよくとも「GOOD LUCK」じゃ身も蓋もない。
今思い出したのだが、番組を何十本もスタートさせた私だが、タイトルをやっつけ的に作る連中に何度も違和感を味わった。
アイドル歌手とか、新人アーチストのDJ番組なんてその典型。
レコード会社から制作費をいただいて作る番組が多かったからか、たいていデビュー曲とかその子のイメージに使っている言葉を安易に使おうとする。
今ならさしずめ、「松浦亜弥のふたりであやや」とか。(ちょっと例が悪すぎるけど)
あ、ここで何故か客が来てしまった。
この続きはまた今度。
自分で作ったわけじゃないけど、エフエム大阪で昔あった「ミッドナイトきのこ列車」というのも好きだったなあ、安部邦雄