今日は、統一地方選が行われた。
東京は都知事選のみ。
勝敗はやる前からわかっていたという、イラク戦争と同じ構図。
樋口恵子さんは、さしずめイラク側ということになるが、ま、やらないよりはましな戦いということで、立候補されたことは素直に評価してあげたい。
ところで、私はたまたま大阪におり、久しぶりに投票会場になっていた私の母校、清水小学校を訪れることができた。
何と40年ぶりの訪問である。
私が大阪にいた頃は、清水会館という元小学校の分校だったところが投票会場だった。
そのため、用もないのに母校の中に入ることもできず、中はどう変わったのだろうと思いながらも、外から眺めているだけだった。
その清水会館も4?5年前に潰され、老人施設ができるという噂はあるものの、長らく広大な空き地になったままだ。
で、昨今は小学校が投票会場に使われていると言う次第。
こういう機会でないと中に入れない、そう思って、今日覗きにいったというわけだ。
しかし、さすがに40年の空白は長かった。
面影は同じといえなくもないが、ほとんどが記憶と違っていた。
辛うじて6年の時の教室に見覚えがあったが、もうそこは教室としては使われていなかった。
そうそう、ここで担任の教師がマンガみたいな爆発事故を起こしたんだった。
金属に酸を加えると水素が発生すると言う実験だ。
水素であることを確かめるために、最後にマッチで火をつけ燃焼させるというわけだが、この先生、何を思ったかこれを丸底フラスコでやった。
普通、これは試験管でやる実験だ。
先が細くなっているフラスコに火をつけたら爆発するに決まっている。
案の定、一瞬にして「ボッカーン!」
ガラスの破片は飛び散り、一部は天井に張り付いた。
よく、これで誰も大怪我しなかったものだと感心する。
しかし、この先生、よく恥ずかしげもなくこんな実験をしたものだ。
あんまり、好きになれない先生だったが、女の子の前でいいかっこしたかっただけかもしれない。
なお、後日この先生はバイクに乗って事故を起こし、3か月ほど学校を休んだ。
反面教師としては、最高のあほ先生だった。
思い出話はさておき、一番驚いたのがクラスの少なさ。
1?6年まで、全学年2クラスしかない。
私の時代は1学年で6?8クラスはあったのに、全学あわせて12クラスしかないのだ。
少子化なんて嬉しそうに行っている場合ではない。
三分の一以下なのだ。
ちょっと恐ろしい。
私たちの世代の老後を安定させるためには、この子供の数では絶望的だ。
本当に、国は何もしないでいいのか。
せめて子供ができた家には養育費の半分を払うとか、3人目以降は1年分にするとか何とかしないと知らんよ。
結婚もしていない私でも、子供のひとりぐらいは持ってみようかと思わせる政策を打出せないものか。
今だったら、絶対いやだものなあ。
もちろん、金持にまで援助する必要はない、だいたい、預貯金の利子だけでいい生活できる奴に、年金だって払う必要はないのではないか、と過激に思う今日この頃、安部邦雄