地道に努力するというのがある。
ひとつの美徳と考えられている。
否定する人等、そうはいないだろう。
だが、地道に努力する人にとって、それが苦痛になる時はあるはずだ。
賽の河原の石子積みだったりする。
積んだと思えば、壊される。
壊されるのがわかっていても、それを積まなければならない。
それが地道な努力。
無駄だからやめろ、という声もどこからか聞こえて来る。
誰も、そんな馬鹿馬鹿しいことはやっていない。
お前も一緒になって、そんな努力をする奴を嘲笑う側になればいい。
一緒になって、壊せばいい。
地道な努力なんて、無駄な努力と同じだ。
確かに努力もせず、自分よりはるかに楽に生きている人も多い。
自分だけが何故、こんなに辛い目にあう?
自分だけが何故、損な役回りばかり仰せ付けられるのか。
ええい!やめだ!
何もかも破壊してやる!何もかもだ!
宇宙家族ロビンソン(Lost in Space)で、ロボット「フライデー」が「destroy Robinson Family! destroy!」と叫んで、次々にスターシップを破壊する場面を思い出してしまう。
破壊するのは、気持ちがいい!
だが、その前にそれを創造する気の長い作業も必要だが。
自由党の小沢氏は壊し屋などと呼ばれている。
今の小泉首相もどちらかというと、そのタイプ。
今の日本は、賽の河原の石子積み状態なわけか。
誰かのために、石を積む人。
それを誰のためとも言わず、壊して行く人。
壊すことが、それを積んでいる人の為だと信じているのだろう。
理屈ではない。
破壊することに理屈はいらない。
地道な努力には、少しだが、理屈はいりそうな気がする。
はて、今私がやっている、毎日更新作業は、賽の河原の石子積みみたいなものか?
そのうち、誰かがやってきて、すべてを消してしまうのだろうか。
ま、それもいいかも。
それ位の覚悟がなければ、毎日更新なんて絶対にやってられないからね。
今日は典型的な休日バージョン、全体に怠惰な文体、最近頭がうまく回らない、困ったことだ、安部邦雄