25日は給料日である。
企業にしても役所にしても、判で押したように25日に給料が払われる。
どうして25日が給料日なのか、その理由は知らない。
ちなみに、私の会社も今日給料が振り込まれる。
社員の頃は、給料日が楽しみだったが、経営者になってみると、また給料日か、この前あったばかりだろう、という気になる。
もらう側は、早く来い来い給料日。
払う側は、できれば来て欲しくない給料日、かも。
しかし、どうしてこう一斉に給料を払わないといけないのか。
おかげで、銀行が大混雑。
時間が無い時に、だらだら並ばないといけないなんて願い下げである。
そういえば、五十日(ごとび)なんて言葉がある。
商売人が使う言葉で、支払い日が5と10がつく日に限定されている。
つまり、5、10、15、20、25、30日のことである。
20日〆の翌々月10日払いなんて言い方もする。ちなみにこれは我が社の支払い条件でもある。
30日〆の翌月30日払いなんてのもある。これは我が社のメインクライアントの支払条件。
はて、アメリカでは支払い条件ってどう取り決めているのだろうか。
なお、五十日というと、大阪ではもっぱら道路が混む日と認識されている。
商人が集金にまわるのに、車を使うことからどうしても普段より道路が混むのだ。
又、挨拶回りも五十日にすることが多いと言う。
仕事をもらおうと思うと、とにかく顔を出すことが大事。
五十日に集金に行く傍ら、お得意に今後もよろしくと言いに行くのが慣習なのだ。
でも、集金なんて今はほとんど振込で済むはずなのに、相変わらず慣習だけ残っていて、そのせいで道路が混むなんていうのも何だかなあである。
東京では、この五十日、ほとんど聞かない。
商売が大阪より合理的にできているということかもしれないね。
入金と支払いとは常にアンバランス、入金は遅く支払いは早い、入金がないと支払いができない場合は、金を借りてまで入金を強制されたりする、給料は遅らせることはできないし、商売はほんと、大変ですわ、安部邦雄