先日、やや大規模な100円ショップに行った。
コンビニクラスの規模の店と違って、実に多岐に渡って商品が置いてあった。
CDの種類の多さにはびっくりした。
こんなの100円で売って、怒られないの?と思うものもあった。
何か、アーチストの行く末がみんな100円ショップのCDになるんじゃないかと思ってみたり。
ま、それでもいいんじゃないだろうか。
消費者に買ってもらって、聞いてもらってこそ、アーチストは光るのだから。
消費者の利便性を考えれば、CDも100円で売ることを考えた方が良いね。
で、浪曲とか落語のCDを何枚か購入。
クラシックも買ってみようかと思ったが、気に入ったのがなかったからやめた。
後、健康グッズを幾つか買った。
4?500円ぐらいしそうな、器具がどれも100円。
足の指の間にはさむグッズなんか、なかなか快適である。
この分野、特許製品が多いのでなかなか値段が下がらないが、100円にしてくれればもっと買うのにと思うのだがいかがだろうか。
アルカリ電池、4ヶ入りも100円。
普通アルカリ電池は2ヶで100円なのに、凄いものである。
一体、電池って元値はいくらなんだと疑いたくなる。
東京では、ドン・キホーテと厚生労働省が薬剤師を置く置かないでもめている。
深夜に薬を売る為に、薬剤師をテレビ電話で済ませようとしたドン・キホーテ。
役所側は、薬剤師が実際にいないと違法と指導。
で、なら売らない、薬が欲しい人にはタダであげます、と言っても、それも商行為でだめだ、と係争中。
石原都知事は、役所の融通性のなさを批判。
これは私もそう思う。
薬剤師組合の利益を最優先にする体質はもうやめろと叫びたくなる。
供給者側を保護するのではなく、消費者側を保護するのがこれからの行政の役目なのだ。
水俣病にせよ、エイズにせよ、まず供給者側の権利を守ってからしか、消費者側のケアをしなかった。
今も、やってることは同じ。
政財官の三位一体とは、すなわち供給者側の権利構造なのだ。
消費者側の、何と権利の保護体制の無さよ。
てなわけで、薬も100円で売ってくれ、と言いたいわけ。
アメリカなら、コンビニに薬を売っている。
こんなの売って良いのと思うようなやばそうな薬も置いてある。
そこまでしなくてもいいから、風邪薬とか、痛み止めとか、胃腸薬とか、傷薬とか、100円ショップで売ってほしい。
そんなに量はいらないのだ。
今、それを飲んで、やばくなったら医者に行くだけのことだ。
それまでのつなぎ、1000円以上も出して買っても、次にいつ飲むかわからない。
薬の半分はみんな捨てているのではないだろうか。
100円ずつ売ればいいのだ。
昔の量り売りみたいのでいい。
100円ショップで、100円分ずつ売ってほしいものだ。
前に、100均食堂というのを紹介したことがある。
千林にある何でも100円という居酒屋だった。
ビールも酒も肴もすべて100円。
今年になって行ってみたら、そこはただの居酒屋になっていた。
居酒屋は100円では無理だったのだろうか。
後、100円で入れる銭湯なんてのもほしいなあ。
さっと汗だけ流しに、立ち寄ることができるなら、私ならタオルを常備して常連になるのになあ。
風呂上がりにビールを300円ぐらいで売れば、今と同じぐらいの利益は上げられると思うんだけど。
そういえば、先日、日本橋の三越で100万円均一なんてのをやっていた。
ハイソな層と単なる野次馬でなかなか盛り上がっていたらしい。
均一商法というやり方、まだまだ工夫のしがいで何とでもなるような気がしたのだが、どんなものだろうか。
100円喫茶とか、100円マッサージ、100円寄席に、プロ野球立ち見100円とか、招待券ばらまいて人を集めているところは、一度100円にしてみてはどうかな?映画館なんかも、安部邦雄