家の整理をし、事務所の整理をし、やっとパソコンの前に座った。
動き過ぎて、身体があちこち痛いというか、重いというか。
腰に一番負担が来ている。
年々、疲れがひどくなっているのは、やはり私が老いたせいか。
ジムに通ったり、プールで泳いだりしないとだめだな、こりゃ。
さて、今年を振り返ろう。
総じて、今年はあまりいい年ではなかった。
身内にも友人にも病人続出。
今年ほど病院に通った年はない。
自分が健康でいることが奇跡のように思えてきた。
胃カメラ飲めとか、直腸検査をやれとか、MRI(磁気共鳴断層診断装置)検査に一緒に行こうとか、皆さんも色々心配してくれる。
だけど、健康診断なんて大嫌い。
気が滅入る、もし悪いところがあっても、言わないでくれという心境。
人間、死ぬ時は死ぬんだし。
でも、来年は一回ぐらい、血液検査ぐらいしようかな。バリウム飲むのはいやだし、便の検査も鬱陶しいんだけどなあ。
健康を失うことはすべてを失うことだ、友人がそう忠告してくれた。
気をつけないといけない。
今年でよかったこと、11月の映画「昭和歌謡大全集」のイベントを成功させたことが特筆される。
私はこのイベントを通じて、昭和プームというか、昭和回帰のムーブメントを身体で感じることができた。
来年に通じるものが、実体的にイメージできる。
少し楽しみにしていることだ。
だが、繰り返すが今年は総じてよくなかったといえる。
継続していた事業が、ほとんど停滞してしまった。
時間の勝負であるはずのIT関連事業が、何ら成果を出せないままペンディング状態になっているのが悩みの種だ。
1年すぎれば、事業の構想はどんどん古くなる。
他の連中が、同じようなことを次々にやりはじめる。
私たちには、金も人材もない。
ただ、アイデアで勝負するしかないのに、時間がすぎれば、そのアイデアも役に立たないのだ。
暗澹たる気分である。
来年、どうやってこの壁を乗り越えればよいのだろう。
時間をハンドリングできない、我が身の情けなさよ。
とにかく、来年は少々自分に鞭打っても走り続けるしかない。
無理がどれだけきく身体か、不安ではあるがやるっきゃないのである。
身体が疲れて、ぼやきしか出て来ない、明日は大晦日、少しゆったりして、除夜の鐘でも聞きながら更新をば、安部邦雄