平成元年に東京に移り住んだ私。
2、3日後にいきなり震度4の地震に見まわれた。
マンションの13Fに住んでいたため、相当揺れた。
心臓ドキドキ、えらいところに来てしまったなと思ったものだ。
次の日、東京人に昨日の地震は凄かったと言ったら、あんなのしょっちゅうと相手にされなかった。
ついでに、地震が来たら表のドアを開けに行った方がいいよ、閉じ込められる可能性もあるからねと警告された。
そうか、東京人はそういう教育をされていたのかと感心した。
その後も、地震は何度かやってきた。
大阪にいた時は、地震なんか本当に珍しかったが、東京にいると日常茶飯事という気がしてくるから不思議だ。
FM東京に出向してからも、地震の防災訓練等をさせられた。
関東大震災とか、東海地震等、毎日のように脅かされていた。
で、今から10年前、阪神淡路大震災が起きたわけだ。
え?どうして関西でそんな大震災が?というのが正直な感想だった。
東京を襲うのならまだしも、何ゆえに阪神地区を?
その後、新潟の地震があったり、この前の福岡に地震があったり。
地震なんか、今の日本ならどこで起こっても不思議じゃないなんて、テレビで言われても、おいおい話が違うだろうと言いたくなる。
マスコミ、そのあたり責任感がまるで乏しいのはどういうわけだ。
油断させたのは、おまえらのせいでもあるんだと強く言いたくなる。
おまえもマスコミの仲間だろうと言いかえされると困ってしまうが。
だが、東京に長くいたおかげで、地震に対する冷静な対処というのが身体でわかるようになった。
とにかく、横揺れは怖くない。
怖いのは縦揺れ、それもいきなり来る地震。
横揺れだけで、テレビやタンスが飛んでくることはない。
一度、宙に飛び上がるから、今度はこっちに向かって飛んでくるのである。
とにかく、縦揺れの時は、まわりに何もないところへ逃げるようお勧めする。
横揺れぐらいで、窓をあけたり、トビラを明けたりする必要はない。
というか、心臓ドキドキみたいな状況にならないよう、普段から訓練しておくこと以外、地震に対抗できる術はないといっていい。
皆様もお気をつけあれ。
と書くと、地震に対して何の不安も持っていないと思われるかもしれませんが、その怖さは骨の随までわかっているつもりです、地震の時に一番役に立つのは何と2chなのです、NHKよりも私はずっと2chの地震情報を信頼しております、安部邦雄