明後日、8月6日は我が家の墓参りの日である。
8月6日にどんな意味があるのか未だにわからない。
お盆の前だから、一度墓に行っておこうということかもしれない。
何しろ、12日には迎え火を焚いて、墓の中の人を家に迎えないといけないわけで、それまでには一度は墓参りしておこうということではないかと。
よくわかりません。
私の姉は知っているのだろうか?
というわけで、例年、我が家では8月6日の墓参り。
朝早くから、壇寺のお坊さんが墓苑をぐるりと回られます。
お経を読むお坊さんに、暑いであろうと後ろから檀家の人々が一斉に団扇をあおぐ様は、やや滑稽。
でも、これも季節の風物詩ではありますが。
若い頃は、あまり興味もなかった墓参り。
自分の両親が健在だし、祖父祖母に対しても、あまり思い入れがないので、関心を持たなくても当然といえば当然かも。
ま、私もこうやって一歩一歩、墓との距離が近づいていくというわけ。
私を見送る人って、一体誰なのだろうかと時々考えるようになったのも、歳ゆえのことなのだろうな。
今年は親友がなくなった最初のお盆、みんなで彼を偲んで旅行をしようと言っていたが、私は少々忙しすぎなので、行くことができるかどうか、安部邦雄