アテネ五輪も終わった。
個人的には、やや距離を置いてみていたと言うか、そんなに熱狂しはしなかった。
ただ、女子マラソンは面白くて、つい見てしまった。
ラドクリフがあっけなく棄権したり、ヌデレバさんがじわじわ追いかけてきたり。
やはり、事前に注目するべきところがわかっているスポーツは面白い。
それにくらべれば、他の陸上競技は今一つ注目しないまま終わってしまった。
室伏の金メダルなんか、ドーピングがどうのこうので話題になったが、個人的にはどうでもいいというか。
何しろ室伏の情報しか知らないのだから、興味等わきようがない。
やはり、他の選手もちゃんと説明してくれて、どんなストーリーが描けるのか事前にわかっていないと、その場その場で話が終わってしまう。
これは、他の競技もほとんど同じ。
もっと世界の情報を紹介してくれてもよさそうなものだが。
日本選手を思いきりショーアップして、それが勝つか負けるかを紹介するというマスメディアのスタンスには疑問が多い。
そんなことするから、ますます演出過多になり、感動の押しつけがひどくなる。
野球なんか見てつくづく思った。
日本チームが強いのか弱いのか、さっぱりわからん。
いや、オーストラリアやカナダやキューバが強いのか弱いのか、どうもわからんというのが正しいのかも。
もう少し、他の国のチームの説明があってもよかったのでは。
正直、何だかよく分からんうちに、トーナメントが終わってしまったかのようだ。
これじゃ、野球なんか五輪の競技にする必要無いのではと思わないでもない。
大リーグが参加しないのに、世界一もへったくれもなかろう。
まだ競馬でもやってくれた方が楽しいかも。
競輪やるなら、競馬やれと言いたい。
とにかく、オリンピックがある度に、民放の中継がひどくなる。
代理店とかスポンサーがからむから、こんな演出にしないといけないのだろうが、第三者がワアワア、キャアキャア騒ぐな。
放映料も上がり、そのためスポンサーからもらうお金が増えざるをえないから、こんな馬鹿馬鹿しい番組の作り方になるのだろう。
このままでは、北京はもっとひどくなる予感がする。
スポーツビジネス、民放ではもうジャンク以外の何ものでもないかも。
北海道マラソンを見ていて、中継車の解説者の前にずっとアリナミンVが置いてあったり、ゴールした選手にビタミンC系のペットボトルをなぜか二本も無理矢理手渡したり、見ていて不快だった、これでいいと思っているのかな、関係者は、安部邦雄