1999年の頃の日記を読み返してみた。
従来、インターネットに無関心だった連中がこの頃から興味を持ちはじめているのがわかる。
おそらく、メールのやりとりが活発になりはじめたのも5年前ぐらいからだと思う。
まだADSLはブームになっていない。
ちなみに、会社にISDNを導入したのが2000年で、ADSLが2002年で。
そして、今年、事務所移転で光ファイバーになった。
ダイヤルアップの頃が懐かしいと言えば懐かしい。
あんな不便な環境の中で、わくわくしていたのが嘘見たいである。
5年間で、ネット環境はとんでもなく変わった。
携帯電話もネットにつながったり、カメラがついたり、テレビが見れたり、映像がとれたり。
劇的に環境が変わっていても、それに気がつかない私達。
私達はいつからこんな生活になったのかと、考え直してみることも大事ではないか。
今年だったか、イラクの人質に自己責任などと言う信じられないような非難がかけられたのは。
政府の言うことに従わなければ、すべて反日のレッテルが貼られかねない。
いつから、我々は政府の僕(しもべ)になったのだ。
自衛隊が海外に行くのは当たり前、日本が核兵器を持つ可能性も考えられないことではない、武器輸出三原則も見直そう。
我々は、ついこの間まで考えていたことを忘れ、知らぬ間に、戦前のバランス感覚のない民族になってしまいかねない。
これもネットの影響?
巨人人気の凋落、パ・リーグの人気の上昇。
これもネットの影響?
知らぬ間に世界は変わっている、君も僕も、知らぬ間に頭の中が変わっている。
これもあれも、ネットの影響?
たった、5年ぽっちで?
プロ野球の混沌は実に興味深い、日陰のパ・リーグが先頭を切って球界の構造改革を進めている、オーナーや球団の関係者の戸惑いをよそに、勢いは今やファンと選手側にあるようだ、安部邦雄