すべての文化は辺境からやってくる(生まれる)。
辺境はごみ捨て場みたいなものだ。
辺境は貧しい。
玉石混交でもあり、そこから宝石も生まれれば、ただの塵芥でもある。
新しく文化を作ろうとするものの、原点は貧しい。
貧しいがゆえに、可能性があると思う。
(橋本氏は、若者は貧しいものだ、だから意味があるというようなことを言う)
自分というものが安定している時、人間は、自分自身の基準によっかかって安心している。
自分自身にまつわる物事が複雑になって、『自分一人の基準ではもう割り切れないな」と思ったとき、人間ははじめて、その充足している<内側>から出ようとする。
人間は、早い話蓑虫みたいなものかもしれない。