ラジオ大阪の草分け的深夜番組「アナウンサーコーナー」の続きです。
私の記憶にあるアナウンサーといえば、まず月曜日担当の島津アナですね。
後にKZOOというハワイの放送局に出向されますが、島津アナの功績といえば、テーマ曲をシングルカットさせたことですね。
月曜日のテーマ曲はクレバノフ・ストリングスの「モアー」でした。
御存じ映画「世界残酷物語」のテーマ曲のカバーものです。
ところが、私にとっては「モアー」といえば、この曲になってしまいました。
それぐらいこのアレンジはグッドなのです。
島津アナも放送でレコード会社とシングルカットの交渉中とよくおっしゃっておられました。
大阪のローカル局のテーマ(それも月曜日だけ)曲がよくシングルカットされたものです。
その後、私もFM大阪にいた時、これと同じ理屈で1枚のシングルをあるレコード会社からリリースしてもらいました。
水谷ひろし「放されて」がそれです。
簡単に書きますが、並の努力ではありません。
そりゃ、レコード会社も商売、売れないものを出すわけはありませんからね。
この曲はその後、ニック・ニューサー盤がヒットしたので、今やどこのカラオケにも入っております。
埋もれかけた曲を発掘した自負と言うのは今も強くありますね。
ところでアナ・コーナー、FM大阪に移った大島さんにひとりひとりのアナウンサーの方について質問したのですが、全員ケチョンケチョンにけなされました。
外から見ているだけではわからないものですね。
安部邦雄