お恥ずかしい話だが、私は高校時代にサッカー部に籍を置いていた。
あんまり品行方正な部員ではなかったが、一応は格好はついていたサッカー少年だったはずだ。
では、何故お恥ずかしいのか。
今のサッカーに全く詳しくないこと。ルールやフォーメーションなんてまるで違うので、サポーターと意識がずれること。
ついでに、自分でボールを蹴ろうとしても、足がうまく跳ね上がってくれないこと。
パスされたボールを、見事に空振りしてしまうこと。ついでにバランス崩して、ひっくり返ってしまうこと。そのコケ方があまりにもかっこわるいこと。
ウィングの強烈なセンタリングにドンピシャでボレーシュートを放ったことだってある私なのだ。
にもかかわらず、あんなへなちょこパスを空振りするなんて。
もうサッカー、やめじゃ。
第一、腰が痛いし、膝もちょっと・・・。
つまり、サッカーの話はあまりしたくないのだ。昔の俺は・・なんて自慢話もしたくない。
かっこわるいだけだ。
でも、サッカー部にいたものしか知らない話ならいくつか言える。
今回はそれを少し御披露。
サッカーのパンツの下には基本的にサポーターを着ける。昔は大抵競泳用のパンツで代行していた。
このパンツを何故かお互いに貸し借りする。それゆえ「いんきんたむし」が簡単に伝染する。
ストッキングは膝の下で折り返し、見えない部分にひもを通して縛る。
このひもは、大抵使わないズック靴のひもを利用していた。
スパイクは今は簡単な着脱式だが、昔はコルク状のものを釘でシューズに打ちつけていた。
この釘の先が時々、足裏まで届き、血だらけになったことも。
ま、今日はそういうところですかね。
でも、サッカーって競技、本当に危険なスポーツです。大体、人間が二本足で立つことさえ奇跡なのですから、それでその二本足だけを使ってボールを蹴りあうなんて、そりゃ、動物としては危険きわまりないと思いますね、私は。
今はアメフトの方が好き、若乃花頑張れ!安部邦雄