うわあ、えらいこっちゃ!
まだ何もでけてへんのに、時間がないよー。
こんな経験は枚挙にいとまがない。
もっと早くからやっていたら、こんなことにならないのにと後悔してももう遅い。
夏休みの宿題などもそうでしたね。
始業式が過ぎてもまだやっていた。
人間の頭の中ってこういう風にできあがっているのでしょう。
ちょっと話が違うが、私が今まで一番慌てたのは、熊本へある人と仕事に行く時のことだった。
朝の飛行機で行く予定だったのだが、はっと気付いたらとんでもない寝過ごし。
切符は私が持っているし、先方へつく時間も決まっていた。
まだ、誰もが携帯電話なんか持っていない頃で、私はとにかく空港へ連絡しなければと焦った。
ただ、電話している時間も惜しい。何しろ、どこにかけたら連絡がつくのかを考えているだけで時間が経つ。
そこで、会社の事務の子の家に電話。(朝8時ぐらいの話だ。)
私が遅れるかもしれないと、とにかく連絡してくれと伝えた。
それからは大変。
電車に飛びのり、空港へ。
隣に立っていた学生さんが「襟のところ、おかしいですよ。」とわざわざ指摘してくれる。
さわると、襟のところが無茶苦茶だ。ネクタイも歪んでいる。どう見てもマトモな格好ではなかった。
慌てているとこんなこともしてしまうのかという状態。
私はその学生さんに、心から感謝した。
とにかく、早く行けそうなところはタクシーを使ったり、とにかく必死になって、空港についたが、飛行機は飛び立ったばっかり。
正直、がっくり来たものだ。
連れの人も探したがいなかった。機転をきかして先に行かれたようだった。
私は別の飛行機会社の便に乗り換え、少し遅れて熊本へ。
先方についた時は、連れの人は「大丈夫でした?」と親切にきいていただいた。
大丈夫でしたか?と聞くのは本来私の方である。
顔色がやはり青ざめていたのだろう。
しかも、私が連絡をたのんだ事務の子からは何のメッセージも受けていないといわれて二度がっくり。
後で本人に聞くと、空港に連絡したが、要領をえないので諦めたという。
要領をえないのは、おのれじゃ!
と、ここまで一気に書き上げたが、実は今の私にも時間がない。約束の時間に又遅れそうなのである。
何を書いたか、頭の中できっちり整理できていないが、またまた、人を待たせることになるので、申し訳ないがこのへんで。
いやあ、こういうのは心臓に悪い。ホント、気をつけなくっちゃね。
でもこりずに遅刻する、安部邦雄