新しい季節の始まり。
少し集中して仕事をしないと、という気分にさせる。
イヤだなあ、と思いながら消化していた毎日の仕事、でも、もうそれじゃダメだ。
プランの全体図を描かなくては。
工程表を作らなくては。
今までは口ばかりで具体案がないと言われていたが、いよいよそれに肉付けしなければ。
おれは小泉内閣か?
経営者としては同じような心境かもしれない。
ただ、私に注目している人等、ほとんどいないので気は比較にならないほど楽ではあるが。
しかし、会社を運営していくことも、国を動かしていくことも、本質的には同じようなものである。
失敗は許されない。
今年の秋までに商品化しようと思っていたのが、小さな放送局用の簡易放送システムDTRPS(musicpool)。
残念ながら、間に合いそうにもない。
新しく追加したのがmusicpool-TV。こちらもいい線行っているのだが、作業的には停滞気味。
私は私なりに努力中。
ただ、どこの世界も構造改革派と守旧派が入り乱れ、新しいことをしようとしても何がしかの横やりが入る。
困ったものだ。
そうこうしている内に体力に乏しい構造改革派が限界にぶち当たりかねない。
傘がない、イヤ違う、金がない。
日本が全体として沈みはじめても、人々は言う。
「大丈夫、まだやれる。」
太平洋戦争の末期にもこんな情景があったのでは。
今年もあの時と同じように、夏は終わる。
そして、新しい日本の形が、ネットに乗って海の向こうからやって来る。
自らを変えることが苦手な日本人、私もその一人の安部邦雄